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[サポート情報] PLAYシリーズ検証状況の中間報告その3

2007年7月5日 17:27 by ich

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PLAYシリーズの動作確認・検証はまだ続いています。ちょっと疲れてきました。今回も最初の中間報告二回目の中間報告から新たに判明した不具合や、PLAYエンジンの仕様などを報告させて頂きます。

弊社での検証中に発生している不具合

  • インストゥルメントをロードする際の進捗バーが動作しない問題を、Intel Mac + Digital Performer 5.12以外に、PPC Mac + Digital Performer 5.12、PPC Mac + LogicPro7.2.3、PPC Mac + Ableton Live (AUプラグイン)でも確認。
  • PPC/Intel両方のMacOSX + Ableton Live環境でPLAYをVSTiとして起動した場合、PLAY GUIウィンドウの閉じる(赤丸)ボタンをクリックしてもウィンドウを閉じられない。
  • PPC/Intel両方のMacOSX + Ableton Live環境でPLAYをVSTiとして起動した場合、PLAY GUIウィンドウを開いたままVSTiを削除しようとするとLiveごと終了してしまう。
  • PPC Mac + Digital Performer 5.12環境にて、PLAYを使用して保存したプロジェクトファイルを開くと、保存などのメニューが使用できなくなる。
  • PPC/Intel両方のMacOSX + Digital Performer 5.12環境にて、PLAY GUIが全てのDP関連ウィンドウよりも前面に表示され続ける。ただし、PLAY GUIウィンドウのヘッダ部分だけは問題なくほかのウィンドウの背面に隠すことが可能。
  • インストゥルメントをロードするために Browser View で .ewi ファイルをダブルクリックすると、二重にインストゥルメントをロードしようとする場合がある。
  • ロードしているサンプルのメモリ使用量を表示するはずの Mem 欄の表示がおかしい。MIDIノートを送信し発音させるとハードディスク・ストリーミングのプリキャッシュ容量らしき値が発音中のノート分だけ表示される。発音していない状態では常に “0” が表示。

これらの不具合は全て開発元EastWest社へ報告しており、原因や対策の回答、アップデータの公開待ちとなっています。

また、PLAYエンジンの仕様として以下のようなことがわかっています。

  • インストゥルメント・ファイルは、 .ewi という拡張子を持つ。
  • 複数のインストゥルメントをまとめた .ewi ファイルを保存することが可能。例えば、ギターとベースとドラムを組み合わせた .ewi ファイルを保存し、テンプレート的に使用することが可能。
  • 現在のところ、PLAYエンジンが共通で対応しているMIDI CCは、CC#11によるボリュームコントロールのみ。一部のインストゥルメントでは、CC#1でレガート奏法の切替などが可能な場合もあり。
  • MIDIラーン未対応。
  • GUI上の鍵盤表示は、現在表示されているインストゥルメントに関わらず、常にMIDI ch.1に割り当てられたインストゥルメントをトリガーする。例えば、現在表示されているインストゥルメントがMIDI ch.2に割り当てられているとすると、GUI上の鍵盤で発音させたりキースイッチを切り替えることはできない。