音楽クリエイターに聞いた!楽器・DAW・制作スタイルの実態とは?~アンケート結果から見えるトレンド~
音楽制作に携わる皆さんが、どのような環境で創作活動を行っているのか気になりませんか?
2024年11月15日(金)から12月12日(木)の期間に開催された「SONICWIRE FESTIVAL 2024」。その一環として行われたアンケート企画「DTMerが今注目する製品を教えて」では、非常に興味深い結果が得られました。本記事では、この結果を詳しく解説し、現在の音楽制作におけるトレンドを紐解いていきます!
※総数171人
アンケート結果から見えてきたのは、音楽制作に携わる方々の多様な経験値です。回答者の中で最も多かったのは、なんと 10年以上の音楽経験を持つ方々 で、全体の 33.9% を占めていました。長年にわたり音楽制作に情熱を注ぎ続けているベテランたちが多いことが伺えます。
続いて多かったのは 「3年〜5年」の経験者(23.4%)。初心者からベテランまで、さまざまなバックグラウンドを持つクリエイターたちが、音楽制作という共通の趣味・職業でつながっているのがこのデータから見て取れます。
音楽制作がどの経験レベルの方にも開かれた創作の場であることが分かりますね。
アンケートでは、「メインで使用している楽器」についても興味深い結果が得られました。最も多かったのは 音楽ソフトウェア(42.0%) で、次いで 鍵盤(24.1%) が上位にランクインしています。デジタルツールの利用が際立ち、音楽制作の現場がますますソフトウェア主導になっていることが伺えます。
DAWの利用状況としては、 Cubase と Studio One の「2強」が支持を集めており、それぞれの特徴を活かした制作スタイルが広がっているようです。
ソフトウェア主体の制作環境は、初心者でも始めやすい一方で、経験豊富なクリエイターにとってもさらなる表現の幅を広げるツールとなっています。これからの音楽制作の進化がますます楽しみですね。
アンケート結果から、音楽制作や演奏に取り組む頻度についても興味深い傾向が見えてきました。「毎日取り組んでいる」 と回答した方が全体の 50.9% を占め、音楽制作が日常生活の一部となっている方が多いことが分かります。
一方で、「週に2〜3日」 や 「週末だけ」 といった回答も一定数あり、ライフスタイルに合わせた柔軟な制作スタイルが選ばれていることも特徴的です。音楽制作がどんなスケジュールでも取り組める、多様性のある趣味・職業であることが伺えます。
制作に費やす時間については、「2〜3時間」 が最も多く、回答者の半数を占めました(50.9%)。これに次いで多かったのは 「5時間以上」(40.4%)で、長時間じっくりと制作に没頭する方も多いようですね。
アンケート結果によると、音楽を学ぶ方法として最も支持を集めたのは 「YouTubeやネット情報」(53.8%) でした。これに続いて、「独学(27.5%)」 や 「書籍・教材(10.5%)」 がランクイン。オンラインリソースが、現代の音楽学習において主要な手段となっていることが分かります。
YouTubeやオンラインチュートリアルは、動画形式で視覚的に学べることや、ジャンルやスキルレベルに応じた豊富なコンテンツが揃っていることが人気の理由と言えそうです。また、無料で手軽にアクセスできる点も、多くの人に支持される要因でしょう。
YouTubeやSNSを活用して音楽を学び、そこから自身の楽曲を発表・共有する流れが、現代の音楽制作のスタンダードになりつつあります。こうした新しい学びと表現の形が、次世代の音楽シーンを作り上げているのかもしれません。
これらのトレンドは、音楽制作が誰にでも開かれた活動であることを示しています。技術やリソースの進化により、2024年現在、誰もが手軽に音楽を始められる環境が整いつつあります。
経験者の皆さん は、オンラインリソースやデジタルツールを活用して、さらなるスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。初心者の方 も、今からでも遅くありません!SONICWIREには初心者向けのコンテンツを沢山展開していますので、ぜひチェックしていただき、音楽制作の楽しさを体感してみてください。
音楽制作の未来は、あなたの手の中にあります。さあ、新しい一歩を踏み出してみませんか?
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