[Vienna特集]第16回 パッチのエディット
『Vienna Instruments』特集の第16回目です。今回は、読み込んだパッチごとにエディット可能なパラメータについてご説明いたします。いくつかパラメータはありますが、ここではエンベロープについて解説いたします。
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— パッチのエディット —
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PATCH ASSIGN画面で、各スロットの端についている[EDIT CELL]をクリックすると、縦横のマス目の代わりにパッチについての各種パラメータが表示されます。基本的にはエンベロープ(音量の推移)とボリューム調整を行うための画面です。エンベロープは以下の6つのパラメータから成り立っていて、中でもDELとRDLはVienna Instruments独自のパラメータと言えるでしょう。
- DEL:MIDIノートオンからATKが開始されるまでの遅れ。DELが上がっていると、鍵盤を押してから発音されるまで少し時間がかかります。
- ATK:発音が開始されてから最大音量に達するまでの時間。音の鳴り始めをゆっくりにしたり、といった調整を行います。
- DEC:最大音量に達してから、次のSUS音量に達するまでの時間。
- SUS:サステイン時の音量。
- REL:発音終了時、SUS音量から無音に達するまでの時間。音が鳴り終わる際の減衰を調整します。
- RDL:MIDIノートオフからRELが開始されるまでの遅れ。RDLが上がっていると、鍵盤を離してから減衰が始まるまで少し時間がかかります。
右端にあるVOLは、その名の通りボリューム(音量)です。VOLで設定された音量を最大音量としてエンベロープがかかります。
ムービーでは、サステイン音色とスタッカート音色を重ね合わせて、DELとRDLを調節した際の発音を主に紹介しています。スタッカート音色のDELは固定したままサステイン音色のDELを調整することで、発音開始が遅れることがお分かりいただけると思います。また、RDLを調整した場合の様子は少々わかりにくいのですが、GUI上で鍵盤が離れたタイミングと減衰開始のタイミングのズレを確認していただければと思います。最後は、サステイン音色のVOL(音量)を下げてスタッカート音色を目立たせています。
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