[NAMM2007・社長レポート]4日目終了!(現地:1月21日)
スイマセン。前回の日付をまちがえておりました。watですm(_ _)m。 今回の最終日レポートは、事前に知らされていなかった情報有りビックリ。4日間に渡り、かなり面白い情報を、発信できたのではないでしょうか!?(しかし、情報の幾つかが、某ニュースサイトで出てこないのは何故でしょう??)
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Sonivox社より「Broadway Big Band」のリリースがアナウンスされました。文字通りジャズ・ビッグバンドの構成楽器をまるごと再現する音源で、甘くムーディーなグレン・ミラー風から、パンチの効いたTower of Power風ファンクまで、”強いエモーション”を表現する音楽ジャンルにしっかりとマッチする作りが特徴です。例えば、深くえぐるようなトランペットのスウェル音や、”パオパオ〜”というシェイク、フォールダウン&アップなど、1つの楽器に対しても多数のアーティキュレーションを収録。通常のキースイッチ機能だけでは対応できないほどある多くのアーティキュレーションの管理&操作には、専用のアプリケーションを用意。インターフェースには、HALion Player OEM版を採用。トータル容量100GB以上。予価$2295。
実はこの製品、昨年のNAMMでも出品されていたものの、制作プロデューサーの凝り性もあって完成が長引いていたもの。度重なるダメ出しを経てようやくリリースされたので、ソフト音源としての作りは相当緻密です。
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Yellow Tools社からは、既存3タイトルのIndependenceエンジン搭載版が発表されました。また、同じくIndependenceエンジンを搭載した以下の4タイトルが発表され(発売は3月以降)、トータル7製品のラインナップが揃います。
「EMOTION」(アコースティックギター音源)
「SPIRIT」(アコースティックドラム音源)
「AVANTGARDE」(ポップ・ベース)
「[ONE]」(シンセサイザー)
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先進のエレクトリック音源が好評なFixed Noise社のブースからは、Teddy Riley監修によるソフト音源のリリースが発表されました。Teddy Rileyは、過去にMichael Jackson, Blackstreet, Dr. Dre, the Neptunes, Jay-Z, Guy, Foxy Brownなどのミュージシャンと仕事を共にした経歴を持つアーティストで、今回本人が溜め込んできた”百科事典(encyclopedia)”とも言える黄金のR&B/HIPHOP系
ネタをKONTAKT 2 PLAYERに搭載し、ポップミュージックの未来を提言します。リリース時期は、2007年10月以降になります。
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毎日15:00〜15:45に催されたVocaloid 2のリリース発表会の模様。開発担当者のヤマハ剣持氏による機能解説に続いてのデモ演奏が終わると、観衆からの独特のリアクションが漏れ聞こえます。さらに、予め入力しておいた歌詞に対応して、MIDIキーボードとピッチベンダーで音程、モジュレーションホイールでビブラートを付けての即興演奏は、ヒルマン監督ならずとも”シンジラレナーイ”の心境でしょうか。
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Art Vista社のブースからは「JAZZ BASS 5」というウッドベース専用ソフト音源のリリースが発表されました。コード進行の土台を形成する箱ベースを完璧に再現することを意図しており、複数収録した”同じノートの同じ弾き方”をランダム再生することで、”一音ごとに違う”揺れた本物らしさを再現してます。しかし余りに凝り続けたために、KONTAKT 2 PLAYERが出来る範囲を超えてしまったのでそれを克服する方法を考えねばならないというのが悩みとのこと。
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たまたまランチの席で一緒だった人が元Chic(そうあのナイル・ロジャースのシックです)のボーカルSylver Loganさんでした。
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大勢が集まる輪の向こうには天才チビッ子ドラマーが。ガンガン叩いてます!
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Big Fishのブースに出没したブーツィー・コリンズ!実は彼もBig Fish製品の愛用者の一人。「いつも使わせてもらっているから感謝の意を伝えに来たんだ」と言うことらしいです。NAMM会場ではアーティスト自身が日ごろお世話になっているメーカーブースを訪れることは良くある話なのです。
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Hiroyuki Itoh
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