[EZ drummer情報]MIDI Layout(DrumMap)画像について
今回は、久しぶりのEZ drummer〜EZXのTips情報「MIDI “MAP” LAYOUT」についてです。
既に、ご存知の方も多いかと思われますが、EZ drummerおよびEZXシリーズ各タイトルには、「MIDI Layout」なる、画像ファイルが付属しています。
※「MIDI Layout」を表示するには、EZ drummerメイン画面の右上にあります、小さな”HELPボタン”を押し、メニューより「MIDI Layout」選択してください。ちなみに上画像は、VintageRockの「MIDI Layout」です。
これにより、各ドラムパーツが、どのキーに配置されているかが一目で分かる”便利モノ”です。
更に、このMIDI Layoutは、EZ drummerを応用したい場合に役立ちます。例えば、EZ drummerのMIDIグルーブを使用して外部音源を鳴らしたい、という場合を想定しましょう。
(現実的にありえるパターンとして、)Battery3等で組んだ、オリジナルのドラムキットを鳴らしたい場合は、この「MIDI Layout」を参考にして、キーが同じになるよう、Battery上にドラムパーツを配置すると、綺麗にMIDIトリガーが可能です。
また、EZ drummerのドラムパーツ選択にて[none]を選択してミュートした、バスドラやスネアへのMIDI信号を使って、外部音源(オリジナル・サウンド)をトリガーするのも面白いでしょう。低音補強用のサブベースなどでも良いですね。
次に、ハイハットや、シンプルな刻み系パーカッションから着想してみます。
例えば、ハイハット専門ループ集や、シェイカーなどの刻み系パーカッションが多く入ったループ集を素材に、Melodyneのような”AUDIO⇒MIDIツール”や、Recycle以降の”アタック検出ツール”を使用して、グルーブを抽出(MIDI化)し、オリジナルのMIDIデータとして保存する事も可能です。
その際にも「MIDI Layout」があれば、生成されたMIDIの音程データを調整して、任意のサウンドで鳴らすように指定⇒あなただけの拡張MIDIデータを生み出せます。
また、TOONTRACK社では、「MIDI Layout」以外にも、ボーナスコンテンツとしてSONARとCUBASE用のマップファイル(EZ drummerとEZXカクテル・ドラムキット)を無料公開しております。これはシーケンサ上の打ち込み画面で、ドラムキット構成パーツのレイアウトを確認しながら、入力が出来る”便利モノ”なので、SONAR/CUBASEユーザーで、導入されていない方は、是非、使ってみる事をオススメします。
↓SONAR上のEZ drummer用ドラムマップ画面
さらに、余談ですが、EZ drummer〜EZXのドラム・マッピングは、有る程度の法則性をもっております。
例えば「EZ drummer」のマッピングを軽くエディットすれば、「EZX Vintage Rock」のマッピングに早代わり。具体的には、66〜68までのキーに対応する3種類の情報を書き加えてやればOKです(細かい部分では、52と56の名前も修正してやるとGOOD)。これはシーケンサのマニュアルを参照すれば、5分もかからずに作成できるでしょう。
また、このマップはDFHSのEZ drummer互換ドラムマップとも、互換性が強いので、DFHSユーザーにも利点があります。
以上、かなりマニアックなエントリーになってしまいましたが、これからもEZ drummer関連の色々な情報をお伝えしていきたいと思います。
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