SONICWIRE

特集:ブラス音色は”インパクト”勝負!!

2006年2月28日 12:06 by wat
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様々なアレンジの中に組み込まれ、印象的な役割を果たしてくれるブラス・アンサンブルは、ジャズ以降の現代的な楽曲には大切な要素の一つです。弊社でも昨今、リアルで個性豊かなブラス音源が増えてきました。今回はその中で”ポップ〜ジャズ”で使える製品をご紹介します。

ブラスの音色が”パッ”と出現したときの”華やかさ〜爽快感”から、色気有る”演奏者の息遣い〜サスティーンの擦れ具合”まで、聞き手側としても非常に醍醐味が感じられる楽器「ブラス」。他の楽器では味わえない刺激的な音色と言えるでしょう。またそれだけ音色に耳が行くので”こだわりたい”所です。

それは、「人の歌声」に似て、人間的で、複雑で、感情的な表現が可能だからでしょう。

サンプリングが発展する経過では、いわゆる「シンセブラス」的な音色が一世を風靡しました〜”TOTO HORN”とか懐かしいですなぁ…、あとTrevor Horn達のアノ”作為的なブラス音”も(笑)。〜…そして技術的には、数年後、GIGA SAMPLERによるハードディスク・ストリーミング技術により、ブラス音源の可能性も一気に広がりました。

現在では、表現力に長けた『Chris Hein Horns』、煌びやかな『First Call Horns』、美しい音場をみせる『SAM SOLO SESSIONS』『COLOSSUS』にも大収録された大定番『QUANTUM LEAP BRASS』など人気作(の派閥?)も多種多様。何故だか判りませんが、作曲家の好みによって好き嫌いがハッキリ分かれるのもこれらブラス音源の面白さです。まずは”デモソングを試聴”⇒収録された”アーティキレーション(奏法)”を確認した上で色々選ぶのが良いでしょう。それでは、サンプリング・ライブラリも含めてクリプトン取扱いのベスト・ブラス・セレクションが下記となります。※オーケストラ系を除く

■ブラス専用ソフト音源
『Chris Hein Horns』
『First Call Horns』
『CANDY』※サックス専門音源
『Liquid Saxophone』※ループ音源

■総合音源
『COLOSSUS』『QUANTUM LEAP BRASS』から収録
『JAZZ & BIG BAND』
『THE RESOURCE』※ループを大量収録
『INDEPENDENCE』※オーケストラ・ブラスとサックスを収録

■サンプリング・ライブラリ(マルチサンプル集)
・マルチサンプル集
『SAM TROMBONES 』
『SAM TRUMPETS』
『SAM SOLO SESSIONS』
『PHANTOM HORNS MF』
etc

■サンプリング・ライブラリ(ループ&ショット集)
『GREG ADAMS BIG BAND BRASS』
『CHRONIC HORNS 2 / AKAI CD-ROM 』
etc

■番外編
シンセブラスなど懐かしのシンセサウンドを大量収録したソフト音源『NOSTALGIA』
80年代”Trevor Horn系”のサンプリングブラスなどオールドサンプラー・サウンドを大量収録した『CULT SAMPLER』