【音効ピックアップ】派手ではないが、確かにそこにある音。「日常生活」サウンド特集
今回の「音効ピックアップブログ」では、「日常生活」を題材とした効果音パックを紹介します。
映像制作に使う効果音といえば、以前の記事でも取り上げている「ロボット」や「魔法」、「モンスター」といった派手な題材が注目されがちです。しかしながら、いわゆる「日常」のシーンもまた、様々な効果音が登場する場面です。
例えば、人物が六畳間で座っているだけのシーンであっても決して「全くの無音」ではなく、エアコンの音や外から聞こえる車の音、階下から聞こえる料理の音など、部屋のロケーションによって聞こえる音は様々です。
今回紹介する効果音パックには、ルームトーン(部屋のノイズ)や、人物のちょっとした行動に伴う音など、日常のシーンに質感と説得力を与えるハイクオリティなサウンドが揃っています。細部の表現までこだわりたい方は、ぜひ最後までお読みください!
Miniature Sounds シリーズ
まずは、かゆいところに手が届くサウンドを取り揃えたブランド「ポケット効果音」から、日常生活のミニマルな演出に特化したサウンド集『Miniature Sounds』シリーズを紹介します。
日本のサウンドクリエイターの監修による「日々のリアルな暮らしで発生する音」を中心としたラインナップは、海外製のビビッドな効果音とはまた異なる質感を映像に与えます。
「傘に当たる雨音」「本のページをめくる音」「やかんでお湯を沸騰させる音」といった王道のサウンドから、「雪かきの音」「蛍光灯のひもをカチカチする音」「無くなりかけのスプレー缶の音」などの日常の隙間を切り取ったサウンドまで、多種多様なサウンドを収録しています。
サウンドノベルやストーリー動画など、日常生活のちょっとした演出が重要となる映像作品や音声作品に最適です。
HD AROUND THE HOUSE
次は、ハリウッド映画やテレビ番組を中心に、映像作品向け効果音を数多く提供するメーカー「Sound Ideas」の『HD AROUND THE HOUSE』を紹介します。
象徴的な「呼び鈴」や「目覚まし時計」のサウンドから、「コーヒーメーカー」や「乾燥機」など現代の日常に即した題材まで、「家を取り巻く出来事」にまつわる1,800種類ものサウンドを収録しています。サウンドの種類もショートサウンドからアンビエントまで幅広く、あらゆるシーンにフィットします。
バーベキューや古時計、芝刈り機など、海外らしい雰囲気のサウンドが多い点も特徴で、海外ホームドラマを意識したコミカルなドタバタ劇との相性も抜群です。テレビ番組やラジオを中心にサウンドを提供してきた「Sound Ideasらしさ」が存分に発揮されている逸品です。
ROOM AMBIENCE SOUND EFFECTS
同じく「Sound Ideas」の『ROOM AMBIENCE SOUND EFFECTS』は、「ルームトーン」に特化した珍しい効果音ライブラリです。
「ルームトーン」とは、空間が持つ特有のアンビエント・ノイズを指します。本ライブラリには、アパートの部屋、会議室、教会、美術館、防空壕など、様々な「屋内」ロケーションでレコーディングされたルームトーンがバラエティ豊かに収録されています。
冒頭でも少し触れたとおり、同じ六畳間でも、その部屋の設備や置かれている環境によって聞こえる音は様々です。田園風景の納屋であればコオロギの声、モーテルの客室であれば電気ヒーターの音など、ロケーションの細かいディティールまでありありと描き出すサウンドは、ドキュメンタリーやイメージ映像、BGMの無い繊細なシーンのクオリティアップなど、幅広い場面で役立ちます。
MEDIEVAL LIFE シリーズ
最後に、AAAタイトルゲームなどの最先端シーンへの採用実績も多い効果音パックを数多く提供するメーカー「BOOM Library」から、中世の音風景がデザインされた効果音ライブラリ『MEDIEVAL LIFE』シリーズを紹介します。
本ライブラリは、「MEDIEVAL」の名が示す通り、現代において再現が難しい「中世」の情景が目に浮かぶようなアンビエントに特化した、コンセプチュアルなコレクションです。
鶏の鳴き声、馬の蹄、古いドアの開閉音、鍛冶屋の槌音といった「中世の日常生活」を感じる音が絶妙に混ざり合った、プロによる編集済みサウンドが収録された「デザインド版」と、ドイツの遺跡や城、歴史的大聖堂などで収録された、フィールドレコーディングそのままに近いサウンドが大量に収録された 「コンストラクションキット版」があり、制作環境に応じて柔軟に選ぶことができます。
様々なドキュメンタリーや時代もの以外にも、異世界系アニメや実写のファンタジー作品のディティールアップにもおすすめの、中世アンビエントの決定版ともいうべき効果音ライブラリです。
本ライブラリを含め、一部のBOOM Library製品には「CONSTRUCTION KIT(コンストラクションキット)」「DESIGNED(デザインド)」「BUNDLE(バンドル)」という3つのエディションがあります。
■「CONSTRUCTION KIT」
様々な素材を鳴らした音を録音・加工することで生み出されたソースサウンドが大量に収録されたエディションです。題材に関わらず、想像力を働かせて自在にサウンドを制作したい方におすすめです。
■「DESIGNED」
「CONSTRUCTION KIT」のソースサウンドをもとにプロの手で制作された編集済みサウンドが厳選収録されています。ミックス、加工、マスタリングが完璧になされたサウンドが収録されているため、迅速かつ簡単なワークフローを実現します。
■「BUNDLE」
「CONSTRUCTION KIT」と「DESIGNED」をまとめてお得な価格で購入できるバンドルパックです。スケジュールに応じて様々なワークフローを使い分けることを要求されるプロフェッショナルなサウンドスタジオはもちろん、本格的なサウンド制作を学ぶため、ソースサウンドとリファレンスのセットが欲しい方にもおすすめです。
今回は、「日常生活のサウンド」に特化した効果音ライブラリを4シリーズ紹介しました。
「ハレ」と「ケ」でいう「ケ」の部分を担う「縁の下の力持ち」的なサウンドを探している方は、ぜひデモサウンドを聴いてプロジェクトに合うサウンドを探してみてください!
SONICWIREでは、今回紹介した製品以外にも多くの効果音パックを取り扱っています。
日常の営みが活発に繰り広げられる「都市部の音風景」にフォーカスしたアンビエント集や、日常から一歩踏み出した派手なシーンにも使える「人間のアクションやボイス」のサウンド集など、充実したラインナップを取り揃えています。ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください!
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