SONICWIRE

80年代初期の代表的なシンセサイザーを細部まで捉えてエミュレートした『JUNE』が登場!

2025年10月22日 18:00 by mak

AudioThing『JUNE』

80年代初頭を象徴するポリフォニック・アナログシンセサイザー、Roland JUNO-60を忠実に再現した感涙のエミュレーション、AudioThingJUNE』が、満を持して登場!

AudioThingの開発チームは、オリジナルが持つ温かみのあるDCO、絹のように滑らかなフィルター、特徴的なBBD(バケツリレー素子)コーラス(コーラス単体でシミュレーションされるほどの存在感!)に至るまで、あらゆる特性や魅力を徹底分析。

回路レベルで詳細にモデリングすることで、極上のソフト音源として現代に蘇らせました。

再現性、拡張!

最大の特徴は、JUNOのまるで有機生物のような振る舞いを、細部まで捉えている点。JUNO-60を特別なものにしていたDCOの振る舞い、エンベロープのレスポンス、フィルターの空気感、そしてコーラスの艶まで、微細なディテールの再現に成功したのです。

JUNO-60のアルペジエイターは、Nils Frahmをはじめとする多くのアーティストが、外部エフェクトと組み合わせることで、催眠的で脈動感のあるパターンを生み出しています。

JUNE』はこの原初の感覚を再現しつつ、新しい再生モード、最大4オクターブまでの範囲、小節リセットやレート・ベロシティ・ノートオーダーのコントロールなど、実用性をさらに高めるアップデートが施されています。

ソフト音源 「JUNE」 | SONICWIRE

エフェクトで可能性をさらに拡張

AudioThingのこれまでのビンテージシンセシリーズ同様、『JUNE』においても、シンセの特性を補完する4つの高品質エフェクト(Tape Echo、Spring Reverb、Overdrive、Phaser)を搭載。自由に並べ替えて、自分だけのサウンドを追求することが可能です。

ただの懐古主義では済ませません。無機質になりがちな現代のシンセサウンドに、生命の息吹を吹き込む逸品です!