D16 『NITHONAT 2』 606の日に革新的リニューアル完了!
D16 Group『NITHONAT 2』
ポーランドのD16 Group社によるTR-606インスパイアのドラム音源が、6月6日(606の日!)にバージョンアップして『NITHONAT 2』となりました。
TR-606は、ギター演奏のオケ用としてDIN-syncを介したTB-303との同期機能まで有しており、Aphex TwinやNine Inch Nails、Autechreら気鋭の電子音楽系アーティストによってそのポテンシャルが評価されたとして知られています。
ソフトウェア化することでクリアなサウンドを、あるいは改造版を彷彿とさせるアグレッシブなサウンドを獲得した『NITHONAT 2』は、もはや懐古用ではなく、これからの音楽においてもボトムを支えるツールとして活躍が見込まれます。
『NEPHETON 2』『DRUMAZON 2』に次ぐ定番ドラムマシン
TR-808のインスパイア版『NEPHETON 2』、TR-909のインスパイア版『DRUMAZON 2』、そしてTB-303のインスパイア版『PHOSCYON 2』も含めてよいかもしれませんが、それらの2ndジェネレーションの仕上がりをもし既にご存知であれば本製品への期待も必定でしょう。
特に『NEPHETON 2』『DRUMAZON 2』と一貫した操作感を保つよう再構成され、高精細なビジュアルとなったインターフェースは創作意欲を掻き立てます。
プリセットシステム、シーケンサー部、そして機能性の高い内蔵エフェクト部は、モダンDAWとの高い連携性を誇り、制作の場におけるあらゆるニーズに柔軟に対応します。
豊富なプリセット
200にも届く豊富なプリセットは、ストレートアヘッドなTR-606サウンドから、限定的なエフェクト設定によって生まれた奇跡的なコードサウンドが組み込まれたものまで、実に多種多彩となっており、前バージョンからの格段の進歩(と執拗なまでの探求心)が反映されています。
エレクトロ調のサウンドとリズムパターンは小気味よく、そこに絶妙なSHUFFLE値が設定されたなら、「グルーヴ」以外の何物でもない脈動が生み出されます。
TR-808やTR-909と比べるとハンドクラップもリムもパーカッションもありませんが、実際に本製品から溢れ出す808&909のどれとも違うサウンドバリエーションには、限界が感じられません。
ビンテージシンセ、ドラムマシンをこよなく愛するD16 Group社は、先ごろポーランド南部、ユネスコの音楽都市にも指定される古式ゆかしいカトヴィツェに移転。
豊かな環境に恵まれ、きっと次なる革新的ソフトウェアの開発にも拍車がかかるはず!
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