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TOONTRACK『EZX – ELEMENTS』 相反するエレメンツの融合
TOONTRACKのちょっと久しぶりな新作は、プロデューサーAlex Shulgaの実験精神をパッケージした『EZX – ELEMENTS』。
10年ほど前にSound Kalpaプロジェクトで彼が行なった「音の”来し方”が分からなくなるようなマルチレイヤリング」の手法が、BLACK HOLE, EARTH, SPACEの3つのコンセプトにまとめられています。
相反する要素を持ったサウンド同士のブレンドという、IDM(EDMではなく)の初歩としての価値も備えた新作。心眼開放して耽溺すべし!
⚠ 本製品をご利用いただくには『EZ DRUMMER 3』または『SUPERIOR DRUMMER 3』 が必要です。
チル、エレクトロニック、ワールドを主戦場とするプロデューサーの手によるニューエイジまたは実験音楽寄りのサウンドといえばわかりやすいでしょうか。
有機×無機、エレクトロニック×オーガニックといった対立する要素を衝突/融合/収束させていく絶妙なプロセスと成果が、このEZXには収められています。ソフトウェアをほぼ使わずアナログ・アウトボードを中心として作り上げられた素材には、力強くも繊細な特有の質感が備わっています。
収録されているMIDIグルーヴと合わせたならば、特注のマクロコントロールの作用も受けつつ個々のサウンドが引力と斥力のバランスでもって、このインターフェース上の画像に見えるような多面的な世界を構築していきます。

他では見ない音響素材を組み込み、ユーザーによるカスタマイズの余地を残しつつも電子「音楽」の枠を踏み外さない、精巧なサウンドデザイン。
単体としてリズムの中核を担わせるもよし、アコースティックドラムEZXの背面に潜ませるもよし、あるいはSDXのセットアップ内に仕込むもよし。
TOONTRACKのEZX, SDXならではの柔軟な構造を活用して、オリジナリティに富んだインストゥルメントを組み立てましょう!
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