15周年を迎えた Spitfire Audio。新体制で日本のクリエイターとどのように関わっていくのか?
Spitfire Audio(スピットファイア・オーディオ)は、先駆的なアーティスト・サウンド・音楽テクノロジーの融合に取り組み15周年を迎えました。
これまでに10,400時間/1,155日間のスタジオ・ロックアウト、3,465のセッション、60箇所のレコーディング・スタジオ、9テラバイトのオーディオ・データをリリースしています。
本記事では、記念すべき節目を向かえたSpitfire Audio の足跡を同社が公開したプレスリリースとともにたどりながら、今後の展望についても触れていきます。
また、15周年を記念した取り組みの第一弾として、アーティスト/コンポーザーであるyamazo氏とGodspeed/青木征洋氏の協力のもと、作曲プロセスを紐解く動画コンテンツも公開いたしました。ぜひご覧ください。
15周年を迎えた Spitfire Audio。新体制で日本のクリエイターとどのように関わっていくのか?
Spitfire Audio は、音楽クリエイター向けサンプル・ライブラリの世界的なリーディング・カンパニーとして、そしてサウンドと音楽テクノロジーのパイオニアとして15周年を迎えました。同社は常にソフトウェア音源業界の境界を押し広げ、新たなスタンダードを確立してきました。その革新的で高品質な製品は、アカデミー賞、BAFTA、エミー賞、グラミー賞®を受賞する作品を含む、数多くの映画音楽、ビデオゲーム、音楽作品に使用され、世界的な評価を得ています。
新CEOに就いたオリヴィエ・ロバート=マーフィーは、起業家精神にあふれたリーダーであり、メディアとエンターテインメントの専門家です。以前は、国際的な音楽、コンテンツ、パートナーシップの専門家で構成される、Universal Music Group for Blands(UMGB)を設立し、率いていました。ロバート・マーフィーは Spitfire Audio のチームと緊密に協力しながら、境界を打ち破る複数の新しいプロジェクト、製品ラインナップの多様化、LATAM、フランス、インド、そして唯一のディストリビューターであるSONICWIREとの密な連携を図るインターナショナル・チームの発足など、更なる発展を目指して陣頭に立っています。
2人の優秀でクリエイティブな頭脳によって共同設立された Spitfire Audio は、2008年にリリースした最初のサンプル・ライブラリー「The Bespoke Orchestra Collection」で、トップクラスの映画作曲家の想像力をかき立てました。その後、世界的なアイコン“ハンス・ジマー”、アイスランドの革新的なアーティスト“オーラヴル・アルナルズ”、グラミー賞受賞合唱作曲家“エリック・ウィテカー”など、多様で多彩な著名作曲家やアーティストと緊密に提携しています。これらのパートナーシップは、世界をリードする Abbey Road Studios、AIR Studios、BBC Symphony Orchestra とのコラボレーションと並んで、Spitfire Audio が世界最高のサンプル・ライブラリ・デベロッパーとしての評判を確固たるものにしています。
Spitfire Audio は現在、フラッグシップの「Abbey Road Orchestra」シリーズを展開していますが、今後の展望は日本を含む、世界中のアーティストや音楽文化に目を向け、実験的なコラボレーション企画の実施から、特別なライブラリを制作することにも意欲をもっています。アーティスト/ユーザーとのコミュニケーションは更に発展していくでしょう。
Spitfire Audio 共同設立者兼CPO ポール・トムソン のコメント
“自分のためのツール開発として始まったプロジェクトは、瞬く間に世界規模のクリエイティブな力へと成長しました。コラボレーターやパートナーからの並外れた貢献、私たちのチームがデザインする進歩的なテクノロジー、そして世界中の音楽クリエイターからの素晴らしいフィードバックに支えられながら、新しいクリエイティブ・ライブラリーを構築することに、私は変わらず興奮を覚えています。
個人的には、次世代の音楽家たちがアーティストコラボレーション・ライブラリを使うことによって、世界的なトップ・クリエイターと、次世代の音楽クリエイターとの間でバーチャル・コラボレーションを実現できることを、とてもロマンティックに感じます。次世代クリエイターがトップ・クリエイターのユニークなサウンドの魅力を引き出すその手法・姿勢に、常に刺激を受けています。”
Spitfire Audio CEO オリヴィエ・ロバート=マーフィー のコメント
“音楽とテクノロジーのまさに「交差点」で働くクリエイティブなチームを率いることは、インスピレーションを与え、大きなチャンスを解き放つビジョンをもたらします。私たちは、開発するライブラリに関わるすべての演奏家やパートナーにロイヤリティ(印税)を支払うことで、世界の音楽コミュニティーに貢献します。そして、音楽クリエイターが作曲のあらゆる段階で最高のサウンドにアクセスできるようにします。この2つの使命は、事業の中核であり続けています。また、絶え間ない技術的な実験とパートナーシップに重点を置き、常に進化し続ける市場において音楽制作の最先端にいることを保証します。”
What’s your sound?
Spitfire Audio は15年間、クリエイターにインスピレーションを与え、非凡な音楽を創造できるようにすることに尽力しています。そしてそれは、これからも変わりません。
それを目に見える形にするため、世界各地のアーティストに協力のもと「What’s your sound ?」プログラムを催しました。これは、Spitfire Audio が誇るコレクションの中から贈られた3つのライブラリを使用し、1日のうちに作曲し、楽曲を完成させるというものです。
日本からはyamazo氏とGodspeed/青木征洋氏に協力を仰ぎ、その作曲プロセスを公開いただきました!
Spitfire Audio は、新製品のリリース、革新的な技術開発、国際的な市場での存在感の向上を含む将来への野心的な取り組みと計画により、次の15年、そしてそれ以降も成長を続けてまいります。
SONICWIREも、この活動を全面的に支援させていただきます。
今後の動向にもぜひご注目ください!
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