SONICWIRE

入力レベルに左右されない、確実なゲート処理を。sonible『smart:gate』リリース!

2023年8月1日 19:40 by rym

AIによるインテリジェントな処理をいち早く取り入れ、今や「smart」シリーズで名を馳せるsonible社より、新作『smart:gate』がリリースされました!

EQ、コンプ、リバーブ、リミッターと代表的なエフェクト製品を送り出してきた同シリーズですが、今回の新作は「ゲート」。一定以下の音量レベルのサウンドを全てカットし、バックグラウンド・ノイズやマイクの被りをカットする用途で使われます。

AIがコンテンツを認識してゲート処理を行うプラグイン・エフェクト!
税込価格 ¥20,845¥12,507
  • メーカー:SONIBLE
  • カテゴリ:プラグイン・エフェクト

従来のゲート・プラグインの問題点

一般的なゲート・プラグインは、スレッショルド(閾値)となる音量レベルを決めることで、それを下回る音量レベルのサウンドをカットします。

そのため、サウンドソースが全体を通して一定の音量レベルであれば問題無いのですが、抑揚の激しい演奏やボーカルなどでありがちな「パートによって音量差が著しい音源」では、「残したい音」までもがカットされてしまったり、逆に「カットしたい音」が残ってしまう問題がありました。

これを解決するためにはアタック/リリースの時間を調整したり、スレッショルドのオートメーションを書いたりするという手間が生じます。

またノイズをリダクションするようなプラグインもありますが、これらは音源からノイズ成分を除去するため、場合によっては原音成分の音質にも悪影響を及ぼしてしまいます。

全く新しい方面からのアプローチを達成した『smart:gate』

「ゲート」と「AI」のかけあわせと考えると少し想像しにくいかもしれませんが(筆者も当初はどのような製品なのかイメージできませんでした)、本製品の本質は「音量レベルのみに左右されない、サウンドソースに合わせた高精度かつ柔軟なゲーティング」と言えるでしょう。

これまでの同シリーズ製品と同様、サウンドソースの種類をプロファイルの中から選択して音を聴かせると、『smart:gate』は音源を分析して「ゲーティング後に残すべき音」を解析し、その音に合わせたゲート処理を行います。

例えば「Vocals(ボーカル)」で分析&ゲーティングを設定すると、ボーカル以外の音やバックグラウンド・ノイズが乗っている箇所は(スレッショルドを上回るレベルであっても)全てカットされ、ボーカルの出音がある箇所は全て「ブレス」や「発声のアタック/リリース」などを損なわないように維持します。

ノイズ除去のようなリダクションがかからないのがゲート・プラグインの特徴で、処理を行わない場所は原音忠実性を失うことはありません。

また、画面中央に位置する大きなビジュアライザーでは処理後のサウンドを一目で把握できるため、設定の追い込みも容易です。

さらにプロファイルから「No Target」を選択すれば、AI機能を伴わない通常のゲート・プラグインとして利用可能です。

必要なパラメーターが全て1つの画面に完結している他、3バンドでのゲート処理に対応しており、間違いなくこれまでのゲート・プラグインを利便性・性能共に遥かに凌ぐ製品と言えます。

従来のゲート・プラグインほど緻密な設定の調整を必要としないため、ドラムのマルチマイク録音で不要なカブり成分をささっと消したい方や、ノイズ除去処理を行うほどでもないボーカルトラックに保険的に挿しておくといった使い方がおすすめです。

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