SONICWIRE

音楽クリエイターが趣味で音楽を売るのに「SONOCA」を使う理由

2023年3月9日 12:00 by rym

弊社クリプトン・フューチャー・メディアでは、音楽ダウンロードカード「SONOCA」を運営しています。簡単に言うと、裏面のQRコードを読むとスマホで音楽が聴ける、名刺ぐらいのサイズのカードです。

筆者は趣味で音楽を作り、ストリーミングサービスや動画サイトで作品を公開しているのですが、いわゆる「同人即売会」に参加する機会が何度かありました。

当初はCDを使って頒布を行っていたのですが、一度試しにSONOCAを使用したところ「これ良いじゃん…」となったため、それ以降の出展ではSONOCAを採用しています。

今回はあくまで「1人の音楽クリエイター」として、私がSONOCAを選んでいる理由を独断と偏見で紹介したいと思います。

SONOCAのここが強い【1】

かさばらない

▲SONOCAならスペースを取らない

これ、正直一番の利点かと思います。

筆者の場合、会場に商品を発送するのではなく持ち込みで現地入りすることも多いのですが、名刺サイズで済むので数作品分をリュックに入れておいても大きな負担になりませんし、「CDのケースが割れる」といったような破損リスクも最小限にできます。

そのお陰で設営&撤収が楽でしたし、箱が小さくなるので発送の際の送料や負担も減らせますね。イベント後に通販を行う場合も、自宅での在庫管理が場所を取ることなく気楽です。

また出展用のデスクの上もかなり省スペース化できるので、SNS宣伝用のPOPや試聴用のタブレットなども配置しやすいですし、かなりスッキリします。

ただCDと並行して販売すると、名刺と間違われてタダで持っていかれそうになったことがあるので注意です(笑)

SONOCAのここが強い【2】

ジャケットの入稿がめちゃくちゃ楽

▲券面の仕上がりが簡単に確認可能

CDを作る時は、印刷会社さんが用意してくださる「トンボ」付のテンプレートやフォーマットに合わせてジャケットを入稿することが多いかと思います。

これ、自分の作ったデザインが物理アイテムとして実物化する工程ですごく楽しいのは確かなんですけど、自分のように「楽曲制作以外の作業になるべく時間を割かれたくない人」にとっては、なかなかむず痒い時期でもあります。作品完成間近はバタバタすることもありますし尚更…。

また裏面やバックインレイなどもこだわって作りたいと考えると、その分時間もコストもかかります。

SONOCAはjpeg形式の画像を以下の2つのサイズでアップロードするだけで入稿が完了するので、この作業を大幅に短縮できます。

  • 1268px × 827px(券面印刷用)
  • 600px × 600px(アプリ表示用)

SONOCAのここが強い【3】

色々な人に自分の音楽を聴いてもらいやすい&紹介しやすい

最近では光学ドライブ(CD/DVDドライブ)を搭載したパソコンがかなり少なくなり、CDを聴くにも外部ドライブやプレイヤーを用意する必要があります。

かく言う自分も先日、即売会で良さげなCDを大量に買ってきました。家のパソコンにディスクドライブがないことを思い出したのは自宅に帰った後のことだったんですけれども…。

対してSONOCAはスマホでQRコードを読めばすぐに再生できる他、パソコンからシリアルコードを入力するとファイルでダウンロード可能なので、「物理販売で人との交流も楽しみながらダウンロード販売が行える」新しい販売スタイルが確立できます。

あとは持ち運びが楽なので普段から数枚持ち歩いておき、人に自分の曲を紹介したい時にサッと渡せる名刺的な使い方もできるかもしれません。


ということで、私がSONOCAを選んでいる理由をご紹介しました。

「なるべくイベントに出展して周りのクリエイターやファンと交流したい!」「でもダウンロード販売の方が楽に作品を作れるし、CDを作るのは労力がいるし…」という方には特にオススメな販売方法です。

昨今では楽曲のステムデータが配布されているのを時々見かけますが、例えば「限定特典で楽曲のステムトラックを収録する」のも面白そうだなと思いました。SONOCAは700MBまで入稿可能なので、1曲分のステムぐらいなら余裕そうですね。シングル作品に同梱するとかが良いかもしれないです。

皆さんもSONOCAを活用して、是非自由な発想で音楽を販売してみてはいかがですか?

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