SONIBLE 『METERING BUNDLE』 屈指のメータリング機能が独立、そしてバンドル!
AIを搭載した数々のミキシング用プラグインエフェクトで知られるSONIBLEが新しくリリースしたのは、AI機能と並んで評価の高いメーター部分とビジュアライゼーションのいわばスピンアウト『TRUE:LEVEL』『TRUE:BALANCE』。
サウンドを加工するエフェクトを期待されていた方にはごめんなさい🙇。それでも、目指すサウンドへのヒントをハッキリと促し、正確な数値を示す、現代の作家にとって欠かせないソフトウェアなんです!
同時にリリースされた、焦点の異なる2つのメータリングソフト。『METERING BUNDLE』としてご購入いただくことも可能です!
音圧とダイナミクスの両立を支援する『TRUE:LEVEL』
- メーカー:SONIBLE
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
音圧(≒ラウドネス)とダイナミクスはプロ/アマ問わず今どきの音楽制作者が避けて通れない難所です。
SONIBLEは、数字だけでは把握しにくいこれらの課題を縦軸と横軸とで平面に表し、そこに射撃の照準のように「+」マークを表示することでわかりやすくしました。
この平面にはジャンルと配信メディアの基準がわかりやすくグラフィックで示され、音楽制作者は示された領域内を狙い打ちするように音源を整えればいいことになります。
「ドラムを大きく!」というような具体的な指示があるわけではありませんが、たとえば「そこまでダイナミクスを犠牲にして音量を上げなくても大丈夫そうだ」ということが瞬時にわかるなど、数字だけを見てミックスと格闘する時間は大幅にカットされるでしょう。
名曲のサウンドの模倣?だけじゃない『TRUE:BALANCE』
楽曲(入力信号)の周波数成分の高低を3分割し、一般的なジャンルやリファレンス音源と比べてどうなのかを一目瞭然な姿に可視化してくれます。
ステレオ音源をモノラル環境で再生した際に著しく音が変化してしまう問題に、さりげなく注目しており、ソフト内でモノラル化し、コムフィルターなど典型的な症状をありがたくも可視化します。測定用の音源をわざわざ別に準備する必要がありません。
デフォルトで、スピーチを含むいくつかのリファレンスカーブが用意されていますが、ユーザーも最大8個まで分析(瞬殺!)し、それらを複数同時にリファレンスカーブとして用いることが可能です。
たとえば特殊なジャンルの作品を統一感のあるサウンドで作り上げたい場合や、特殊な音響のマスタリングを行いたい場合には、このカスタマイズ性の高さが便利です。
作品により高い完成度を求め、色々な場面への作品の活用を期待するなら、避けて通れないメータリングソフト。
正確さと便利さを競い合うように今や多数リリースされています。
ご自身の作品にぴったりと合って、理解しやすく、扱いやすいものを見つけましょう!
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