『REAL GUITAR V6 シリーズ』 アンプシミュ搭載、さらなるリアリティで魅せる!
2003年に『REAL GUITAR』の生々しく瑞々しいサウンドで世界に驚きを与えた、MUSICLAB社は今なおバーチャルギターのリアリティ向上に情熱を燃やしています。
『REAL STRAT』(2007)、『REAL LPC』(2009)、『REAL RICK』(2014)、『REAL EIGHT』(2015)と、クリエイターが望むギターサウンドを次々に実現させつつ、『REAL GUITAR』のデビューから20周年を目前に控えた今、ついに6世代目となる『REAL GUITAR V6 シリーズ』 へ到達しました。
いずれも聞いたらそれとわかる個性を持つギター。
各々のサウンドの特性を活かしながらも、操作体系に一貫性を携えるユーザー・フレンドリーな設計。
MIDIキーボードやDAWはもちろんのこと、MIDIギターへも積極的に向き合い、操作性に関して並々ならぬ執念を燃やしてきました。
REAL GUITAR V6 シリーズは、あらゆる奏法を網羅するだけでなく、それをDAWの1トラックで、あるいはMIDIキーボード1台で演奏可能にするミラクルなギター音源なのです。
バリエーションは、その中に
多彩なギターの個々のモデルごとにソフト化するのではなく、典型的なギターの各タイプの各弦各フレットを精緻に収録したREAL GUITAR V6 シリーズにおいては、出力チャンネル数や弦の本数、プリセット、奏法や機能を内部で切り替えることでバリエーションがもたらされます。
デフォルトのまま使うだけでも強力なのに、これらの豊富な機能を活用すれば、さまざまなジャンルの楽曲にオーガニックなギターサウンドを反映させられます。
各製品は、サウンドのバリエーションや特定の演奏に特化したモードが用意されています。それぞれ膨大すぎて把握しづらいため、全体像を表のようにまとめてみました。
プラグインのバリエーション
アコースティックギター(REAL GUITAR)とストラトキャスター・タイプ(REAL STRAT)、このすこぶる知名度の高い2つのギタータイプは、それぞれ2つのインストゥルメントが用意されています。
『REAL GUITAR』はいわゆる生ギターのタイプの違いに基づいてCLASSICとSTEEL STRINGの2種類に、『REAL STRAT』は機能の違いに基づいてSTANDARDとELITEの2種類に分かれます。その時のシチュエーションに合わせて使い分ける事をおすすめします。
また、次に取り上げるダブルスタックの手法をフルに活かすための、マルチ出力バージョンのプラグインも用意されています。
プリセットと弦数
各製品には、出力によりモノラル、ステレオ、さらに近年のギターレコーディングのスタンダードである、ギターを2本重ねるダブルスタックのプリセットが備わっています。DAW内でたった1つのMIDIトラックを使うだけでスタックサウンドを実現できてしまいます。つまり、エコノミック!
上述のマルチ出力バージョンのプラグインを使用すれば、サウンドの作り込みはもっと精細に行えます。製品によっては、7弦(低音に追加)、12弦(副弦を使用)への変更やドロップチューニング、最近ではMark Lettieriらが好んで用いるバリトンギターのチューニングにも対応します。
例として、『REAL EIGHT』はクアッドスタックつまり4重のユニゾン録音まで対応しており、とてつもなく厚く深く広いサウンドを描くことが可能です。設定すればドロップチューニングも可能。言うまでもなく8弦の音域が確保され、重低音を活かした曲作りができます。
作り上げた曲のキーを下げなくてはいけないとき、ソフト音源のギターにおいても設定を変えなくてはいかず煩わしいものですが、低音源が1本あるいは2本備わっていれば、重低音が失われる心配をせずにすむ。これも『REAL EIGHT』のメリットの一つです。
グローバルモード
どんな用途に用いるか、これをREAL GUITAR V6 シリーズでは(おもに)グローバルモードとして体系化し、おおむねMIDI/MULTI/PATTERN/SONGと区別しています ※1 。これらはかなり大規模に異なるモードなのですが、製品起動中に切り替えが可能。作業を中断して読み込み直す必要もなく、制作に没頭したまま使用し続けることができます。
PATTERNグローバルモードモードとSONGグローバルモードはその名の通り、パターンと曲を作り上げるための作業場。ややこしいフレーズであってもソフト内で調整をしてしまえば、DAWからはシンプル操作だけで鳴らせるのです。
ここからは製品によって少々違いがありますが ※2 、MIDI キーボード・グローバルモードでは、内部でSolo/Harmony/Chords/Bass’n’Chord/Bass’n’Pickといった設定が可能。フォーク/カントリーのようなソロ伴奏からロック調のコード・ストラミング(かき鳴らし)まで幅広くカバーできます。
※1ここでは全製品共通のグローバルモードを指しています。
※2『REAL GUITAR』『REAL STRAT』は、それぞれ2バージョン存在する為、CLASSIC/STANDARDが該当。
卓越した操作性
奏法のカバーと再現率
奏法のカバー率に定評のあるREAL GUITARシリーズ。
REAL GUITAR V6 シリーズでも性能は変わらず、ハンマリング・オン/プリング・オフ、スライド、タッピングをキースイッチ等で制御でき、他社製品ではあまり見られないスマックやスクレーピング、スラップストップなど、効果音的な技法も多数収録。キースイッチで簡単に呼び出せるため、ほしい場面で即座に使うことができ、ともすれば平坦になりがちなDTMのギターサウンドにライブ感とドライブ感を同時に与えます。
アンプ対応
本バージョンから、念願のギターアンプシミュレーターを内蔵し、別途アンプシミュレーターを用意しなくても製品単体でアンプサウンドを得ることができるようになりました。(VST単体としても動作します)また、豊富な収録プリセットと柔軟な設定を活用して、有名ギタリストのサウンドを真似たり、個性的なサウンドを作り上げることも可能です。
これからのREAL GUITARにも目が離せない!
まだまだ進化を続けるREAL GUITARシリーズは、ギターを弾けない人だけでなく、ギターを弾ける人にもインスピレーションを与え続けます。どこまで成長を続けるのか、今後の技術向上に目が離せないREAL GUITARシリーズの最新版、 V6各製品を是非チェックしてください。
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