一風変わった「EZX」を使って、『EZ DRUMMER 2』で色々な演奏をしてみよう!
世界的に人気と支持を集める、TOONTRACK社の『EZ DRUMMER 2』は皆さんご存知ですよね。本ブログでは、『EZ DRUMMER 2』へ新たなドラムキットを追加する拡張ライブラリ「EZX」も様々な形で紹介してきました。
今回は、「EZX」の中でもドラムマシンや一風変わったサウンドなど、いわゆる生ドラム以外のサウンドを収録している製品をご紹介します!『EZ DRUMMER 2』ではこんな演奏もできるというところをお見せしていきます。
まずは上のデモ動画をご覧ください!
このように『EZ DRUMMER 2』上で疑似的なパッド演奏が行える拡張ライブラリが、複数リリースされています。
当製品は最新作である『EZX – DANCE』。近年のダンスミュージックにインスパイアを受けて制作された製品です。開発元では「アフロ・ハウスの滑らかなパーカッシブさ、トロピカル・ハウスの太陽の光を浴びたバウンス、トランスやUKハウスのレーザーのような刺々しさまで、本製品はサウンドの両極端をカバーしています。」と、様々なハウス系サウンド制作に特化していることが説明されていますが、他にも流行りのK-POPであったり、ボカロ楽曲などでも耳にするようなサウンドへ瞬時にマッチするライブラリです。
2製品目は、昨年リリースされた『EZX – ELECTRONIC EDGE』。キック、スネア、リム、クラップ、ハット、タム、クラッシュ、FX、パーカッション、メロディック、サブ、ライザー、アトモスフィアの13種類のカテゴリーに分類された、370種類以上の音色が収録されています。素材も多く収録されておりますが、プリセット・ドラムキットも30種類収録されており、個別に音色を選ばずともキットを変更するだけで新しい発見ができてしまう製品となっています。
電子音楽やアコースティック・サウンド、フォーリー制作などに特化した製品となっていますが、他にも特殊な音選びや音探しで使えるライブラリです。
- メーカー:TOONTRACK
- カテゴリ:ソフト音源
続いては人気製品の『EZX – ACTION!』。オーケストラ・パーカッション、SFX、フォーリー、クラシック・ドラムマシンのサウンドを組み合わせて制作されている製品です。
ティンパニ、タムタム、ティンバレスなどのクラシックなオーケストラ楽器に加え、他にはないフォーリー、ライザー、クラップ、スナップ、ドロップ、レイヤーテクスチャーなど、アクション映画などの劇伴や、ホラーゲームをはじめ、雰囲気づくりに適した450種類以上のサウンドを収録しています。
更には本製品にも、プリセット・ドラムキットが21種類収録されているので、相性の良いサウンドセットを簡単に奏でられるライブラリです。
右の動画では、実際にオーケストラと『EZX – ACTION!』を組み合わせたデモサウンドが聴けるので、是非ご覧ください!
ここからの2製品は、初代『EZ DRUMMER』の頃から支持を得ている製品となります。まずは『EZX – NUMBER 1 HITS』。この製品はドラムマシンの王道サウンドをギュッと詰め込んだライブラリです。
Linn、TR 909、TR 808、DR 55などの、ビンテージなドラムマシンを採用し、グラミー賞の受賞経験があるプロデューサーの“Niklas Flyckt”氏が使うSSL、チューブ・ビンテージコンプレッサー、入手困難なアウトボード機器などを用いてサンプリングされたサウンドを収録しています。
ポップス、ダンス、ハウス、ヒップホップなどのジャンルをはじめとしたジャンルの制作から、DJやドラムサンプルを探している方にもオススメなライブラリとなっています。
最後は『EZX – ELECTRONIC』。リリース当初は初代「EZ DRUMMER」向けに制作された製品で、デモムービーでは今は見る事のできないGUIが映っていますね。今はインストールすると『EZ DRUMMER 2』用の構成で表示されるようになっています。
また『EZX – ELECTRONIC』の頃では『EZX – NUMBER 1 HITS』と比較すると、王道なドラムマシンサウンドと比べて、エッジの効いたサウンドが多く収録されています。
上の動画で再生しているMIDIフレーズですが、既に本ライブラリをお持ちの方は実感されていると思いますが、『EZ DRUMMER』用ライブラリを『EZ DRUMMER 2』で使用すると、エンジンのバージョンアップの恩恵でサウンドのクオリティが向上しています。
当製品はヒップホップ、ハウス、グライム、ダブステップなど、あらゆるジャンルのビートの制作に適した音色が収録されています。プリセット・ドラムキットは33種類も収録されているので、プリセットを変更するだけで、求めている音に出会えてしまう?そんなライブラリとなっています。
今回は「EZX」の中でも一風変わった製品をご紹介してきました。
パッド演奏がメインのものから、ビンテージ・ドラムマシン、シンセサイザー、果てにはゲーム機、パソコンを用いて生成されたサウンドが収録されている、変わり種のライブラリがいくつかリリースされています。昨今の音楽シーンで「聴いたことあるな」と感じるサウンドを、瞬時に再生・制作できてしまう優れもの揃いというところと、あの『EZ DRUMMER 2』を使って、こんな演奏ができたのか!という新たな発見となればと思います。
もちろん「EZX」シリーズは、『SUPERIOR DRUMMER 3』でも演奏が可能なライブラリとなっています。合計50種類以上ある「EZX」と色々な出会いをしてみてください。
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label EZ DRUMMER 2, EZX, TOONTRACK, パッド, 拡張ライブラリ