[お知らせ] 予告の予告:VSL特別セミナーを開催予定です。
2010年5月に開催されましたVSL特別セミナー『プロの音楽制作における環境構築とワークフロー』の続編と致しまして、下記日程/場所にて、作曲家:井内氏を講師にお迎えしたVSL特別セミナーを開催予定です。
- 日時 : 2010年10月11日(月曜:祝日)20時〜21時
- 会場 : AppleStore渋谷店
- 講師 : 井内 啓二 氏
- 参加無料/予約不要
現在、井内氏&某社様とセミナーでご紹介する内容をまとめています。後日、正式なご案内とあわせ、セミナーの概要をお知らせ致しますので、楽しみにお待ちください!
さてさて、先日のポストで簡単にご紹介させて頂きました『VIENNA INSTRUMENTS PRO』エンジンにつきまして、もう少し詳細にご紹介したいと思います。
まず、特筆すべき機能として、、、
ヒューマン・パフォーマンス・コントロール
これはトリガーされた個々ノートに対して異なるピッチカーブを割り当て、人間らしいイントネーションを再現する機能です。プリセットが豊富に用意されているので、わざわざカーブを作成する必要なく、スグに活用できます。
ロードの高速化
単純にロードが速くなっただけでなく、サンプルのロード中でもエンジン/DAWの操作が可能になりました。プログレスバーも新規搭載されています。
チューニングスケール
アラビアンや古典調律といった、平均律に属さない(?)音律に対応し、各種プリセットを用意しています。
ポリフォニックレガート
その名の通り、レガートパッチでポリフォニックの演奏が可能になりました。特に弦楽器では有効ではないでしょうか?
スロットラックの機能向上
1つのセルに対して最大8個までのアーティキュレーションがロード可能になり(8スロット搭載)、それぞれのアーティキュレーション毎にボリューム/パンが用意されています。また、ボイシングに応じて自動的にスロットを切り替えたりと、全体的な機能強化が図られています。
タイムストレッチ
その名の通り、エンジン上でパッチのサンプルデータの尺を変更することが可能です。スタッカートパッチのニュアンスを調整したり、単体ライブラリに収録されているダイナミクス系(クレッシェンド/デクレッシェンドなど)に有用な機能ではないでしょうか?
次に、その他の機能として、、、
- 新しいGUIデザイン
- 新しいブラウザと検索機能
- 奏法の切り替えに、新たなオプションを用意
- 128鍵のキーボードに、楽器の音域/ボリュームカーブ/キースイッチを表示
- リバーブを搭載
という感じになります。
なお、このVIENNA INSTRUMENTS PROエンジンですが、先日のポストでもお知らせ致しました通り、「VSL社Webでのダウンロード販売(直販)のみとなります。弊社からのリリースは、現状で目処は立っておりません。」
ですが、
「VIENNA INSTRUMENTS PRO」のマニュアルにつきましては、現在、社内で翻訳作業を進めており、VSLパッケージ製品をお持ちの正規ユーザー様(弊社にライセンスをご登録済み)からの直接ご依頼があった場合のみ、配布させて頂く予定です。
日本語環境での各種動作検証につきましては、他のVSL製品と同様に弊社で行ないます。
正式サポートにつきましては、本エンジンが搭載されたパッケージ製品がリリースされた後を予定しておりますが、VSLパッケージ製品をお持ちの正規ユーザー様(弊社にライセンスをご登録済み)に限りましては、お持ちのVSLパッケージ製品と同様に対応させて頂きます。
folder Vienna, ソフト音源, テクニカル・サポート
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