[VOCALOID情報]今後の展開について(1)
ご無沙汰しております。クリプトンVOCALOID開発担当のwatです。
CVシリーズ3製品のリリース以降、次のアナウンスをどのタイミングで出そうかと悩んでおりましたが、前回より時間が大分と経ってしまった事で、ユーザー様より「クリプトンさんはもう新しいVOCALOIDを作らないのですか?」というお問い合わせをポツポツと頂くようになり・・・流石に会社的に不味い雰囲気が出てきました(汗)。いろんな意味で、すいません。
問/そういった不安感を払拭したい場合は誰がどうするか ⇒ あ、ハイ。私はやっぱりブログですねと・・・そう言う流れです。
また現状、新しいDB郡の制作なども進行している事などもありまして、今後につながる制作風景や近況報告などを週一くらいのペースでボチボチ公開していければと。そう考えております。
・・・思い起こすと、CVシリーズに関しては2007年の段階で3作品全ての声の提供者の選定が終わっていた事もあり、被験者を決め込んだ上でどうDB化していくか?という要素が強く、自分で予め敷いたレールで、どう展開するかに注力する事がほとんどでした。またご存知、第一弾「初音ミク」に予想以上の波及効果があり環境が劇的に変化したことで、本当に色々な事が平行してありました。VOCALOIDとは?と熟考出来ていたかというと、情けない事に余り自信が有りません。
逆に今年に入ってからは、真っ白な気持ちで、様々な条件と幾つかの環境で、十数回のテスト録音を繰り返しています。
(※上記DVD画像がその証拠です)
これらを通じて、とにかくまず色々な声を聴いて、場合によってオーディションなどもして・・・どういう声が、どういう表情で、どうVOCALOIDの合成にのる事で、最終的に声の印象がどうなるのか・・・などなど、忙しい中ではしっかり考えれていなかった事を紐解いている状況です(例えば、”おばあさんの声”なんかも試してみたりして、いろいろ発見があって楽しいです)
趣旨が趣旨なので、この中で製品化されるのは極一部かもしれませんが、DTMユーザーの方々から一番要望の多い”若い男声”に関しても熟考中です。こちらは上手く実現したいですね。
新規のVOCALOIDのお話はこんな所で、決定事項があり次第アナウンスさせて頂きます。宜しくおねがいします。
また、次回は久々に「初音ミク DB」の話ができれば思います。
PS
あと、某社長インタビューで出てきた・・・某サイトで若干誤解を受けている女性社員(現、携帯サイト管理人)の話もしましょうかね・・・
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