こんばんわ。クリプトンVOCALOID DB開発担当のwat@さっぽろ市です。

先週中頃から先週の土曜日まで、東京潜伏で色々と動き回っておりまして、あわよくばブログでもレポートしようと思っていたのですが、結局、スケジュールがグダグダになりまして、事後報告となりました。申し訳ないです･･･m(_ _)m

現状、私は出張の度に、VOCALOIDに関連する新規データ収録をさせて頂いておりまして、先週の出張でも金曜日が録音日でした。今回、録音させて頂いたお相手は「ザ☆VOCALOID2、初の女声」として高名な方でしたので、録音自体は手慣れた物で、当時より1.5倍は速いスピードでサクサク進みます。（※例の呪文も、彼女の言い易いように若干カスタムしてあってそれで1.5倍くらいは早くなっています）

今はCVシリーズを録音している頃と違って「今日はこの製品のこの部分をココまで録音する！」という目標ありきのものではなく、もう少しやんわりした感じで「今日録音が想定できるのは、高めのテンションのコノの要素と、その逆の低めのアノ要素があるけど、声を出してもらいながら、話し合いながら決めようか・・・」とかリラックスした感じになっています。

時として、仕事的にディレクションとしてはヌルイ感じにもなりますが（現場の皆様スイマセン）、今は兎に角、「今、出て来易い声を、違和感無く出して貰うのが良いのかな？」と、考えて進行しています。

･･･今年の3月以降、何人かの声を提供してくださった方と、何度、こういった録音を繰り返したでしょうか。その中で、「実現したい声の形」ありきでは無く、その日その日の「声のポートレート」（行き場の決らないベータ版）を大事にしようと思うようになりました。。。（遠い目）

無論、今年中にはお届けする予定のDB達では、なんとか上記のような能書きを、できるだけ綺麗な形に収めたいと思っています。（←自分にプレッシャーと過ぎ去る時間の実感を！）

またあんな事言ってるよ。どれどれ･･･と気に留めて頂けると幸いです。宜しくお願い致します。

■おまけ

※ヤマハさん関連のスタジオである、エピキュラス・スタジオさんの看板写真。もう２年も通っているかと思うと感慨深いです。