英国FUTURE MUSIC誌2009年6月号が到着しました。いつもであればレビュー記事が掲載された商品を紹介するところですが、今回は弊社取り扱い製品の掲載がありません。その代わりに（？）Sample Magicの共同オーナーSharoozが大特集されていたので紹介いたします。

Sample Magicといえば、リリースするタイトル全てが弊社トップセラーに入り込む素晴らしいデベロッパー。2006年に設立された比較的新しいこのデベロッパーでサウンドを制作しているのが、今回5ページに渡って大特集されているSharoozなのです！

紙面ではインタビューと使用機材の紹介が中心。現在はアーティスト／DJとしても成功を収めているSharoozですが、Sample Magic設立の裏には「トラックをリリースしてもなかなかお金にならない時代があり、HDDに溜まっていくオリジナルサウンドをまとめあげSample Magicの第一弾ライブラリとしてリリースすることに決めた」という経緯があったようです。また、「Sample Magicでソフト音源はリリースしないのか？」という質問に対して、「それはやりたいことではない。ユーザーの好きな方法で使えるものにしたい。」との回答。DAWやサンプラーの種類に関わらず使えるという点にこだわっているようです。

ここでSharoozの機材をざっと紹介しましょう。コンピュータは自作らしきWindows+Cubaseに加えてMacBookPro+Logicも使用。音源類はNordLead3とJuno-106、Virus Snow、SH-101、TB-303、TR-909などがあり、サンプラーにMPC60。さらにアウトボードが格納されたラックににはEmperical Lab “Distressor”やdbx “160”にFocusrite “RED 3″などが確認できます。Sample Magicライブラリの内容と直結するような「らしい」セレクションですね。

紙面のみにとどまらず、付属DVDにはSharoozによるリミックス講座ムービー（40分近い長尺！）とライブラリ制作実演ムービー（こちらは約12分）も収録。まさに大特集といった感じで、普段よりも興奮してしまいました。Future Musicが公開している抜粋版ムービーを用意しましたので是非ご覧下さい！

Sample Magic待望の新作ライブラリ『SM012 PROGRESSIVE HOUSE』は、6月上旬リリース予定。活発なDJ活動から体得してきた現場感あふれるSharoozサウンドは、今後も様々なアーティストのトラックに組み込まれていくこと間違いなし！