[Vocaloid2情報]簡易的なMEIKOとの音質比較
2007年5月9日 20:53 by wat
今日も一日Vocaloid2と仕事です。音の粒をそろえる作業、音の立ち上がりを調整する作業、音の揺れを判断する作業などまだまだ気の抜けない重要な作業工程が続いております…。
さて今日はそんな確認作業中に録音したサウンドの断片をアナライザーに通し、MEIKOの同じサウンドと比較してみました。(下画像)
…ご覧のとおり、2khz以上の高音部の特徴に差がある訳ですが、MEIKOを聴感上も”太く”筋が通ったサウンドと例えるなら、新しい女性シンガーは、キメ細かい倍音が個性的な伸びのある(少しシャープなニュアンスもある)サウンドと言えるでしょう。
その差により、例えば新しい女性シンガーは、比較的一語一句が聞き取りやすく、またジェンダーファクター(ボーカルの性別/年齢的な特徴を操作するフォルマント・チェンジャー的な特殊効果)が、圧倒的に”かかり良い”のが、好ポイントです。なお、新しいシンガーは得意な音域がMEIKOより高く、ジェンダーファクターにより太く逞しい声にはならないのですが、いわゆる”幼な声”は得意です。
※後日、試験的にサウンドをUPする事も考えております。今しばらくお待ち下さい。
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