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[Vocaloid2情報]企画制作時の悩みと答え(前半)

2007年5月15日 00:45 by wat

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Vocaloid制作中につきバッチ・コンバータと共に走りっぱなしです、watです。今回は、Vocaloid2企画制作までのアレコレに関して触れてみたいと思いますm(_ _)m

私どもは、新しくVocaloidを企画制作するにあたり、それこそメジャーからインディーズまで数多くのポップスを聞き、何百人ものボイスサンプルを集めました。

また、もう一方でVocaloid MEIKOと、モデルとなったメイコさんの比較分析もした上で・・・考えに考えた結果・・・次のVocaloidに必要なのは、テクニカルなビブラートや声の表情を駆使するタイプの女性ボーカルでは無く、『声質』そのものが魅力的で、かつ、声の表情を1種類に固定できる(声のコントロールが可能な)女性ボーカルである。との結論に達しました。

また、Vocaloidは、複数の歌唱方法からなるサンプルレイヤーで成立している訳ではなく、一つの表情の基本となるサンプルレイヤーに、ビブラートやピッチベンド情報を与えてコントロールしている事から、Vocaloid Editer上での”表情付け”に適した”澄んだ声”が望ましいとも考えました。

そう考えていくうちに、メイコさんのように現実に活躍されている歌手をそのままモデルに(ある意味、複製的なニュアンスを持ったサンプリング)するより、モデルと一緒に次のVocaloid(シリーズ)の『声質』をトータル・デザインする事が望ましいのではないか?と思うようになっていったのです。

(後半へ続く…)

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