最近、私、訳あって様々な開発中のプラグインを試用する事が多いのですが、その度に技術の進歩には驚かされます。Vocaloid2は勿論ですが、空間系エフェクトやタイムストレッチ系エフェクトの可能性も凄まじいものがあります。（この話の続きは情報公開が出来るようになったらご報告します…）

さて、今回、イレギュラー・ネタで、ご紹介するのは、たまたま見つけた『TimeMachine』なるフリーのプラグイン・エフェクト（Windows用）。DSP技術の進歩の中で、有りそうで無い、ビンテージ・サンプラー・エミュレーターです。

サンプル・レートと、ビット・デプスのダウンコンバートが基本なので、目新しさは無いと言えば、無いのですが、アンチ・エリアシング・フィルターがしっかりと2段階で搭載されている為、ダウン・コンバーター系ローファイエフェクトに有りがちな嫌味なデジタル・ノイズを、ガッチリ調節できるのが◎。（ちなみにビンテージ・サンプラー固有の”味”は、アンチ・エリアシング・フィルターの部分の仕様で”染みている”事も多いですよね。。。）

これは、ローファイな質感作りや、一風変わったローパス・フィルター的な効果が得られ、使い所によってはかなり重宝しそうです。

・TimeMachineの開発元、Jeroen Breebaart氏のWEBサイトはこちら
※左側のメニューより、VST Pluginを選択して下さい。

「メディアファージ事業部ブログで、関係無いプラグインを紹介するの？」という素朴な疑問が聞こえて来そうですが、やはり、サンプリング好きは、サンプラー好きの方が多いでしょうし、サンプルの質感を上手く調整できるプラグインは、サンプリング・ネタの可能性を広げる事でしょう…。と言うわけでエントリーとしてみました(‘-‘*)