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[Vienna特集]第12回 プリセット=マトリクスの組み合わせ

2007年3月16日 17:48 by ich

vienna12preset.jpg

『Vienna Instruments』特集の第12回目です。今回は、Vienna Instrumentsの音色管理の仕組みでもっとも大規模なものであるプリセットについてご紹介いたします。

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— プリセット=マトリクスの組み合わせ —

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Vienna Instrumentsの音色管理の仕組みは、その規模によって3段階に分かれています。もっとも細かい段階では、バイオリンのレガート、ピチカートなど個別の奏法に相当するパッチがあります。このパッチを縦横のマス目状に組み合わせたものが、2段階目のマトリクスです。そして、前回ご紹介しました複数のマトリクスを組み合わせたものが、プリセットという段階になります。図で表すと以下のようなイメージです。

VSL_preset_image.jpg

プリセットの中には複数のマトリクスが含まれていて、マトリクスの中には複数のパッチが縦横に組み合わされています。マトリクスを組み合わせて独自のプリセットを作成したあとは、PRESET SELECT画面にて、フロッピーアイコンから保存しましょう。マトリクスを保存した場合と同様に、保存したプリセットがリストの一番下に追加されます。ライブでVienna Instrumentsを演奏するような場合には、一曲に一つマトリクスを組んでおいて、曲数分だけマトリクスを組み合わせたプリセットを用意するなんていう使い方も考えられますね。そのほか、Vienna InstrumentsにはVSL社が作成したプリセットも各タイトルごとに用意されていて、プリセットを読み込めば一通りの奏法が使用可能な状態になります。

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