ゆき
ゆきさんのユーザーレビュー
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私が大好きなSteinway B-211をモデルにした拡張音源です。
このライブラリーを使用するためにEZ KEYSを購入しました。
コアライブラリーのFazioliに比べれば若干ダイナミクスを表現できますが、やはりEZクオリティの域を出ません。
プリプロ時の使用と割り切ってCPUを節約するのがお仕事です。
私は一から自分で打ち込むことに悦びを感じるので、打ち込みの支援機能は購入当初に一度お試ししたきりですが、初心者の方や鍵盤を演奏できない方には評価の対象になる機能だと思います。
鍵盤を演奏できるなら、「自分で弾いた方が早い」というのが率直な感想です。 -
ピアノが目立つ曲ではこの音源を選ぶことが多いです。
ずっとSynthogy Ivoryシリーズを愛用していましたが、ブリュートナーのピアノは弾いたことがなかったので興味が湧き、トライアルしてみることにしました。
エフェクトは後から自分の好きなものを好きなだけかけたい派なのですが、どのピアノ音源も大なり小なり予め加工されている感があって満足できずにいました。
ところが、このブリュートナーを鳴らした途端、「すご...」と声が漏れたのを覚えています。
これまでに経験したことのない生々しさ、圧倒的な解像度。
他のライブラリーもトライアルして気付きましたが、これはブリュートナーだけではなくSynchron Pianos, Studio Pianosに共通する特徴です。
両者ともマルチマイクで収録されており、部屋のサイズが異なります。
より狭い部屋のStudio Pianosの方が小回りが利くので、ポップス等では扱いやすいと思います。
ブリュートナーについてですが、非常にキャラクターが立っています。
一音一音が硝子の膜でラミネートされているような、力強さと儚さが同居します。
賑やかな曲では無理に奥に引っ込めようとするとこのピアノの良さを殺してしまうので、ピアノ弾き語り、ピアノが主役の曲、少なくともピアノが主張するパートがある曲で使用してあげるのが良さそうです。
購入して半年ほどになりますが、もうメロメロです。
このピアノの音を聞いている間は詩的になれます。
「暖かい音」、「柔らかい音」等このピアノを形容する言葉はたくさんあると思いますが、私は「大切な音」がするピアノ音源だと感じました。 -
主に音質面での評価になります。
ピアノ音源は複数のメーカーからバケモノ級のクオリティの製品がいくつも販売されているので、相対的に見るとEZ KEYSは☆2ぐらいの評価かなと感じています。
拡張音源でどうしても試してみたいライブラリーがあったのでこの製品を導入しましたが、どのプリセットを選んでも非常にコンプ臭くのっぺりしていて、20年ぐらい前の電子ピアノを弾いているようです。
そもそも私はFazioliピアノが好きではないので、それもこの低評価に影響しているかもしれません。
コアライブラリーだけなら無料でお試しできるので、まずは試してみることをおすすめします。
Toontrackさん...ピアノ音源で天下とるのは難しそうだけど、ベース音源なら...|•,,)チラッ♡ -
オーケストラ楽器の幅を広げたくなったら検討してみても良いかもしれません。
こちらの製品を持っていれば収録されているライブラリーの単体製品を購入する際にディスカウントを受けられますが、値引きは微々たるものです。
欲しい楽器が決まっているなら単体のフルバージョンを初めから購入した方が良いと思います。
Chamber Stringsの1st Violinと2nd Violinはかなり波形が近いサンプルを使用しているのか、同時に同じフレーズを演奏させるとチューチュー、ウネウネ鳴ってしまうので、ひと工夫必要です。
ギターやAppassionata Stringsはおまけ程度ですが、管楽器が豊富に含まれていて勉強になります。 -
私が使用したことのある3つのベース音源EZ BASS, MODO BASS, AMPLE BASSを比較しようと思います。
私がベース音源に求めるのは「どれだけ生のベースに近い音を出せるか」という一点ですが、この3種類の音源では以下のような評価になります。
MODO BASS << EZ BASS < AMPLE BASS
まずMODO BASSですが、モデリング音源をサンプル音源と比較するのはそもそも酷かもしれません。本物のベースの音を求める方にはおすすめしませんが、今後の技術の進化次第で大きな可能性を秘めているのがモデリング音源の良さだと思います。AIの台頭でどのような進化を遂げるのかが楽しみです。
続いてEZ BASSとAMPLE BASSのサンプル音源同士の比較になりますが、あらゆるサウンド面においてAMPLE BASSの方が若干上回っているかなという印象です。ライブラリーのサイズを見れば簡単に想像できると思います。では、AMPLE BASSが私の中で満点の評価かというとそうではありません。スライドやレガートのバリエーションに物足りなさを感じています。
個人的にはSuperiorラインでベース音源を出してほしいです。そうすれば、ドラム音源界だけでなくベース音源界もToontrack社の天下となるでしょう。 -
元々使用していたUVI Orchestral Suiteでは満足できない耳になってしまったので、ステップアップとしてこちらの製品を購入しました。
VSLには大きく分けてSynchronシリーズとStudioシリーズの2種類がありますが、商品説明やデモ音源だけでは決めきれず、たくさんの製品をトライアルしました。(今でもできるかは分かりませんが、VSL本家にメールで申請すると機能制限なしで1か月分のデモライセンスがもらえます。)
試す前はマルチマイクで音作りの幅が広そうなSynchronシリーズに心が傾いていたのですが、実際に試してみるとSynchronシリーズは少し作りが粗く、特に新しいライブラリーほど「本当にこのサンプルでいいの?」と感じることが多々ありました。一方で、StudioシリーズはVienna Instruments時代からのサンプルの流用も多く、完成された安定感・安心感があります。Synchronシリーズはこれからのアップデートに期待ですが、今焦って購入する必要を感じなかったので、しばらくの間はStudioシリーズを開拓していくことにしました。
㊙情報ですが、VSL製品に関しては本家で購入するよりsonicwireさんで購入した方がかなりお得です。 -
初めてのシンセにUIが最も好みだったCurrentを選びました。
プリセットの出来は良いですが、数が少ないので拡張が前提になりそうです。
一から音作りするのは初めてでしたが、シンプルな構成のおかげですぐにシンセの仕組みを理解することが出来ました。
サブオシレーター、グラニュラー、サンプラーなどが用意されていますが、メインのオシレーターはOSC AとOSC Bの2つしかないので、もっと増えるとうれしいです。というか、オシレーターに限らずフィルターもエンベロープもLFOも「+」ボタンなどで任意の数まで増やせたらいいのにな~と感じたのですが、もしかしてそれが出来るのってAvengerですか?
内蔵されているエフェクトは、それぞれ単体のプラグインとしても販売されているだけあり、素晴らしいクオリティです。
プリセットは少ないですが、シンセの音作りを初歩から学びたいという人には触りやすい製品だと思います。 -
キルヒホッフEQで有名なTBTechから販売されているキャビネットシミュレーターです。そこそこの数のIRが搭載されていて、複数のIRをブレンドできる機能がユニークです。IRはメーカーによってクオリティがまちまちですが、これは「良い方」のIRだと感じます。
ギターを長年弾いて来て気付いたのですが、キャビネットの支配力は歪みと同等かそれ以上だと確信しています。私も長々と歪みの旅をしましたが、歪みの旅がいつまでも終わらないなら、それは歪みの問題ではないかもしれません。キャビネットに少しこだわるだけで、私はそれまでに試した多くの歪みを「許せる」ようになりました。ダメだったのは歪みではなくキャビネットだったのです。
IRでもモデリングでも何でも良いので、いろいろなメーカーの物を試すことをおすすめします。この製品はその内の選択肢の一つとして「全然あり」です。 -
子供の頃からドラムや和太鼓のような太鼓系の音が好きではなかったのですが、Superior Drummer3に出会ってからドラムという楽器に興味が湧いてきました。コアライブラリーの出来も良いと思いますが、このシリーズの良さは拡張音源にあると思います。ジャンルごとに適したキットが用意されていて、グラフィックを見ているだけでも楽しいです。
まずはポップス、アニソン、ソフトなロック辺りをカバーできるものを求めて、このStoriesを購入しました。他の拡張音源に比べてタムやシンバルの数が多すぎず少なすぎずでバランス良く感じます。ジャンルごとに求められるドラムの音はまだまだ勉強中ですが、上記のジャンルは無難にこなしてくれていると思います。 -
DTMを始めたばかりの頃、一番最初に購入したのがこの音源です。「打ち込みで出せるクオリティの限界を知りたい」という目的でたくさん調べた結果、このVSLというメーカーに辿り着きました。その中で「ソロ~中規模の編成まで自由に人数を調整できる」というのが私の用途に合っていたのでこの音源を選択しましたが、DTM初心者の私にはとても扱い切れず、音もほとんど出さないまま数年間眠らせていました。
月日が流れ、DAWの操作にも慣れ、同社のSpecial EditionシリーズやSpitfireのChamber Strings Essentialsのような初心者向けのストリングス音源を使用していましたが、あと一歩音質の面で納得できず「次はどの音源にしようかな」と考えていた時に、このDimension Stringsのことを思い出しました。ちょうど制作していたバラード系のアニソン曲のストリングスをこの音源に差し替えたところ、一気に化けました。この楽曲で元々使用していたのがSpitfire Chamber Strings Essentialsなのでそちらとの比較になりますが、ピッチの安定感と表現力の幅が雲泥の差です。ワチャワチャした曲ではオーバースペックかもしれませんが、バラードや楽器数の少ない曲ではその素晴らしさを見せつけてきます。改めて見るとUIも非常にわかりやすく設計されていて、DAWやSynchron Playerの操作に慣れた今では、イメージした音をそのまま形にできます。
ストリングス音源の沼はそれはそれは深いようですが、私にとってのゴールは最初に買ったこのDimension Stringsです。この音源がたくさん売れてほしいという気持ちより、あまり世間にバレてほしくないという気持ちの方が強いです。笑
SONICWIRE取扱い全製品を表示したい場合は、SONICWIREを日本語で閲覧されることをお奨めいたします。