ヒズミ零さんのユーザーレビュー
ヒズミ零
ヒズミ零さんのユーザーレビュー
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Jungle Terrorは2010年代に流行ったEDMのなかでもマイナーなジャンルなので、サンプルパックがあるのはとてもありがたいことです。
マイナーなジャンルほど、作り方を解説してくれるHow to動画も少ないので、こうしたサンプルパックは制作のヒントになります。
個人的に惜しいな~と思ったのは、ドラム系のワンショットが全部同じフォルダに入っていたことです。
(Kickごと、Clapごと、といった感じではなく、全部1つのフォルダに入っている)
それにしても、シンセループや「Jungle Loop」なるフォルダに収録されているループ素材は、なかなかにIQが低い音がしてとても面白いです。
こういう知性が下がっていく感じの音がするEDMも、また一興です。 -
正直なところ「製品のイメージ画像が綺麗」という理由だけで購入しました。
一般的には「温かみ/太さのある音」が出せる音源が好かれているように感じていますが、逆に「冷たい/細い音」を出せる音源があっても良いのではないか、と私は思うのです。
そんなときに見つけたのが「氷のように冷たいストリングス音源」という触れ込みの本製品です。
鳴らしてみると、確かに「冬みたいな冷たい雰囲気がするかも」という感じです。
もうこれは言語化できないのですが、確かに「冷たい」雰囲気があります。
何と言えばよいのか分かりませんが、良い意味で音が細くて繊細で、弦で弾くときの掠れたような質感が、冷たい雰囲気を醸し出しているような気がします。
低い音よりも高い音、長和音よりも短和音を鳴らした方が、冷たい感じがします。冷たいというか、背筋がゾクっとする「寒い冬」というイメージ。
こればかりは何とも形容しがたいので、興味がある方は実際に触ってみてほしいです。そう高くもありませんし…。
オールマイティな音源ではないと思いますが、この音が好きな人はどハマリすると思います。 -
レゾナンスサプレッサー系のプラグインの始祖とも言えるSoothe2ですが、やはりその実力は素晴らしいものです。
私は専ら「3~4kHzあたりのハーシュな帯域を抑える」目的で使っています(ローミッドの濁りや破擦音を抑えるのは他のプラグインで処理しています)。
特にボカロのような合成音声は3~4kHzあたりの倍音が強く、嫌な質感だなぁと思うことが多いので、そこを抑えたいときに重宝しています。
ただ、Soothe2を使いこなすのはとても難しいです。操作自体は簡単なのですが、
・どれくらいのQ幅(Sharpness)でサプレッションすれば狙い通りの音になるか
・アタックとリリースをどれぐらいにすれば最適な音になるか
・Selectivityを上げるか下げるか
といったように「どう設定するのが最適なのか」というのを見極めるのがすごく難しいです。
設定が上手くないと、どこか違和感のある妙な音になってしまいます。
また、サプレッションのアルゴリズムがピークによるサプレッションなのかRMSによるサプレッションなのか不明なので、
マスタリングなどではRMSでのサプレッションができるSmooth Operator Pro(Baby Audio)の方が扱いやすいかもしれません。 -
「駒が割れたアップライトピアノ」という少し変わった音源です。
要するに年季が入った古いピアノをサンプリングしたということだと思うのですが、確かに古いピアノの雰囲気がよく出ています。
ピアノ音源は「ポップス向けの演出された音色」と「シネマティック向けのとにかくリアルな音色」の二つの方向性がありますが、
この音源は完全に後者の音源です。暗めの音色(ハイが弱め)なので、ポップスには合いません。その分、ピアノソロなどにはすごく合いそうな雰囲気。
ピアノソロでも、明るく激しい曲より、静かで暗めの曲が合いそうな感じです。
とても個性的な音源なので、万能ではありませんが、この音源がハマる場面ではすごく力になってくれると思います。 -
ローエンド補強のプラグインということで、キックとベース補強用に購入しました。
ローエンド補強のプラグインには色々アルゴリズムがあり、
・基音のオクターブ下に新しくサブベースを追加する
・単純にローエンド成分を持ち上げる
など、処理の仕方はプラグインによって異なります。
Submarineは「オクターブ下に新しくサブベースを追加する」系のプラグインなので、想定されているのは生ドラムやベースギターなど、ローエンドが不足しがちな音源に対しての適用なのだと思います。
ゆえに、すでにローエンドが存在しているダンス系のキックやベースに適用すると、さらなる低い基音が生成され、位相がおかしくなってしまうことが多かったように思います。
私は後者の機能を求めていたので、残念ながらこのプラグインを使うことはありませんでした。
ローエンドを持ち上げるアルゴリズムのプラグインとしては、Bass Mint(Plugin AllianceのUnfilter Audio)が良いと思います。
生音系の音楽を作る方には良いと思いますが、ダンス系の方にはやや扱いづらいプラグインになると思います。 -
個人的にNewloopsのサンプルパックはそんなに使わないのですが、昔リリースされたサンプルパックに「Premium EDM Kicks」というものがあり、そのサンプルパックだけはものすごく愛用していました。
そのサンプルパックを愛用していたのは「キックのトランジェント成分だけ」のサンプルが収録されていたためです。
キックをレイヤーするとき、普通は「このキックのローだけを持ってきて、こっちのキックはハイだけを抜き出して、ミックスして…」みたいなやり方が必要ですが「キックのトランジェント成分だけ」だけのサンプルがあると、普通のキックに被せるだけでトランジェントがしっかりしたキックになります。
そのサンプルパックではトランジェントのサンプルが40個しかなかったので「もっとトランジェントのサンプルが欲しい!」と願っていたのですが、ついにこのサンプルパックで100個のサンプルが収録されました。
Techno向けキックのサンプルパックなのでジャンルの向き不向きはあるかもしれませんが、トランジェント補強に重宝しています。
Snapbackなどのプラグインを使うとレイヤーが楽なので、併用すると良いですね。 -
ラップ機能があるということで導入しましたが、それ以前に声質がとても良いです。芯があってとても良い声です。
羽累は後発製品ということもあり、オリジナル曲がまだまだ少ないです。
ラップ系の曲で好きなのはr-906さんの『Parasite』、普通の歌唱スタイルで好きなのはシラサギタツさんの『ファトム』あたりでしょうか。
それ以外に好きな曲はあまり思いつかないのですが、とにかく良いボイスバンクなので、これからもっとオリジナル曲が増えると良いなと思います。 -
音楽的同位体シリーズは現在5製品出ていますが、その中でも一番好きな声質が裏命です。
可不や星界はフォルマント高めで可愛い感じのボイスですが、裏命は少し低めでやや落ち着いたトーンをしています。
この声質がとても好きで、曲のメインボーカルにすることはもちろん、ボイスバンクを誰にするか決めていないときの仮歌も裏命にしています。
個人的に好きな裏命の曲は烏屋茶房さんの『限界曼荼羅』とフユウさんの『クロウクロウ』です。
明るい曲にも暗い曲にも合わせられる、万能なキャラだと思います。
もっと裏命オリジナル曲が増えてほしいですね。 -
Snapbackはリリース当初から「これはすごい、革新的すぎる」と思っていましたが、実際に使ってみるとさらにその凄さを実感します。
スネアやクラップの前にリバースを付け足したり、キックにトランジェントを足したりするのがメインの使い方になると思いますが、
キックの前にリバースを足すのも、意外とトランジェント補強になって面白いです。
さらに特筆すべきはトランジェント検出機能で、何をトランジェントとして音をレイヤーするかの設定が割と細かく設定できます。
これが本当に便利で、トランジェントシェイパーでは上手く反応しなかった部分にトランジェントを足すことができます。
個人的に可能性を感じている使い方はPsyTranceのベースのトランジェント補強です。
PsyTranceのベースはトランジェントが足りないとドラムに埋もれてグルーブがなくなりがちですが、トランジェントをうまく検出してトランジェントを足すと良い具合のベースが作れます。
非常におすすめです。1人が参考になったと考えています
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名前の通り、このプリセットを通すと音の原型を留めないほどカオスでグリッチーで破壊的な音になります。
IDMやGlitch、Electronicaなど、やや実験的な音楽に向いている気がします。
とはいえ、Dry/Wetを下げればグリッチ感を僅かに足すような使い方もできると思うので、使い道は色々あると思います。
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