経験や時間が必要とされるEQ処理を大きく手助けしてくれます。
ロックバンド、ユアネスのベースとして活躍する"田中 雄大 氏"より、SOUNDTHEORY『GULLFOSS』のレビューを頂きました。
『GULLFOSS』は、独自のサウンド分析技術を採用し、リアルタイムイコライジングによってサウンドの明瞭感やバランスを向上させるプラグインです。
▲『GULLFOSS』メインページ
作業効率&クオリティアップに貢献してくれそうです。
『GULLFOSS』は、友人に勧められていた事もあり気になっていた製品でした。僕自身DAWを使っての作業の幅がここ数年で広がってきた為、作業効率&クオリティアップに貢献してくれそうです。
パラメーターがシンプルでわかりやすいので迷いにくい。DAWでの作業に慣れていなくても機能がシンプルなので、パラメーターの効果をひとつずつ把握するのにもさほど手間はかかりません。
生演奏メインの使用例
生演奏がメインのバンドサウンドで試した例です。個別に細かい処理はしていません。マスタートラックにて全体に反映させています。
Band sound GULLFOSS off
Band sound GULLFOSS on
フューチャーポップでの使用例
打ち込みがメインのFuture pop 的なサウンドの例です。同じくマスタートラックにて全体に反映させています。
Future pop sound GULLFOSS off
Future pop sound GULLFOSS on
『GULLFOSS』を使用してみて
経験や時間が必要とされるEQ処理をこのように簡単に行えるのは、DTMに慣れていない方にとって大きな助けになると思います。ミックスやマスタリングは長期戦になると耳の精度も落ちていってしまうので、すぐに効果を実感できるオートEQは非常に便利です。
デモのやり取りなど音源の更新が激しい場面で、できるだけ早くイメージに近づけたい時にも重宝しそうですね。パラメーターや帯域選択の機能に素材自体の個性を尊重させてくれる配慮も感じられたので、経験や知識が豊富になればなるほどいざという時の強い味方になってくれそうです。
感情の揺れが溢れ出し琴線に触れる声と表現力を併せ持つヴォーカルに、変拍子を織り交ぜる複雑なバンドアンサンブルとドラマティックなアレンジで、詞世界を含め一つの物語りを織りなすような楽曲を展開する4ピースバンド、ユアネスのベーシスト。
高い技術力と表現力でバンド内でも演奏の中心を担う。最近では、他アーティストのレコーディングに参加するなど、演奏技術と楽曲の理解力はもちろんのこと、その優しい人柄も魅力でプレイヤーとしてのオファーが増えている。
ユアネスの活動では、TVアニメ「イエスタデイをうたって」に書き下ろした主題歌で、YouTubeでのMV再生回数400万回を突破した「籠の中に鳥」、坂本真綾にバンド初となる楽曲提供(作曲/編曲/演奏)した「躍動」(「Fate/Grand Order」第2部後期主題歌)、などが収録されたバンド初のフルアルバム『6 case』を2021年12月1日にリリース。
アルバムからの先行配信曲で、初のツインボーカル曲「49/51 (feat.nemoi)」が、SpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスを中心に、アルバムリリース前に話題となっている。
年明け2022年1月からは8都市でのワンマンツアーを開催予定。ツアーファイナルとなる3月13日(日)の東京公演は過去最大キャパとなるLINE CUBE SHIBUYAで開催する。
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