初めまして、カルロス袴田(サイゼP)と申します。ボカロPをやっています。

今回はSONICWIREさんからご提供いただいたドラム音源、『SDX – FIELDS OF ROCK』と『EZX – POP PUNK』のレビュー動画を作成させていただきました！デモ曲として『とんかつ食べたい』というショート楽曲を制作しました。お楽しみください！

こちらは英国の伝説級スタジオ「Rockfield Studios」で録音されたドラム音源ライブラリとなっていまして、そのスタジオを利用した面々の名前を見るだけでのけぞること請け合いですね。

今回は3つの対照的な環境で録音されたライブラリを試しています。

Dry

カーテンやカーペットが敷かれたスタジオ環境で収録されたライブラリだそうです。その名の通りドライ寄りなサウンドですが、適度に暖かみのある残響が特徴ですね。

Live

より深くリッチなリバーブが印象的です。最初は「ライブ音源」のように、ステージやアリーナ的な意味なのかな、と思ったのですが「ライブ・ルーム」というスタジオのリバーブなのだそうです。

Stone

個人的にお気に入りです。ストーンの名の通り、ドラムセットの背後に音を反射する石壁がある環境なのだとか。紹介した中だとドライと傾向は近いですが、こちらの方がややクリアな印象があります。

70年代から現在に至るまでのロックドラムのエッセンスを詰め込んだSDXライブラリ！

SDX - FIELDS OF ROCK

税込価格 ¥22,000

• メーカー：TOONTRACK
• カテゴリ：ソフト音源

わかりやすく「パンクをやりなさい…」という声が聞こえます。今回のデモはこの音に触発された雰囲気もございます。そのぐらいドラム音源の傾向ってクリエイティビティに影響を与えると思うので、色々試すに限るなあと学びました。

『SDX – FIELDS OF ROCK』よりも目的に特化しており、完成された音がする音源です。パンクのみならずアニソンやロックにもおすすめですね。勢いのある曲によく合うと思います。

現代のバンドサウンドの礎を築いたJohn Feldmann氏によるEZX拡張音源！

EZX - POP PUNK

税込価格 ¥11,000 → ¥6,600

• メーカー：TOONTRACK
• カテゴリ：ソフト音源

順番が前後してしまうのですが、変わり種として使えそうな『SDX – FIELDS OF ROCK』収録のパーカッションを最後にご紹介します。食器の音やピアノを弾くときに座る椅子、脚立なんかを叩いた音を収録。もちろん普通のボンゴやシェイカーもあります。詳しくは動画を参照して頂きたい部分ですが、ドラムを打ち込んだMIDIをそのままこういったパーカッション音源にコピーすると、思いもよらぬサウンドになって面白かったりするので、こちらもぜひお試しください。

どちらの音源も良い意味でクセが少なく、比較的どんな音源にも合うサウンドだと思いました。特にわたしのようにバンドサウンドをメインに作っている場合、デモ作成から本番まで主力武器として活躍してくれそうです。

もともと『SUPERIOR SRUMMER 3』のCOREライブラリを使っていたのですが、拡張音源も魅力的だなぁと忖度抜きに思えました。オススメです！