
すべてのクリエイターには、“はじめの一歩”がある。
~Eye~
本シリーズでは、音楽を生み出す人たちの原点と現在地をたどり、その制作の背景にある選択や葛藤をひもといていきます。
今回は、音楽制作を続けているクリエイターの中から、シンガー、DJとして活動する傍ら、セルフプロデュースや作詞・作曲にも携わるEyeさんに 、 シンガーとして活動を始めたきっかけや歌へのこだわり、創作を続ける原動力についてお聞きしました。
Eye
2020年より歌い手として活動を開始。 人気音楽プロジェクト「すいそうぐらし」のボーカルも務め、ソロ名義での活動を主軸に、2024年秋からはDJとしても活躍。 多彩な声色と豊かな表現力を武器に、唯一無二の存在感で観客を魅了している。
自身がセルフプロデュースを務める楽曲シリーズ「スティック・スティックシリーズ」では構成から楽曲、アートワーク、MVに至るまですべて自らディレクションを行い、その緻密な世界観が国内外で高く評価されている。 「スティック・スティックシリーズ」の反響を受け、2026年、自身の誕生日である8月13日にEye 1st Album『stic-stic』をリリースすることを発表。 シリーズの楽曲に加え、TeddyLoid, KOTONOHOUSE, piccoといった世界規模で活躍中のDJ/トラックメーカーによるRemixを多数収録したフルボリュームのアルバムとなっている。
また、9月5日には自身初となるファンミーティングに加え、1st Concept Album『stic-stic』のリリースを記念したDJ/LIVEイベント『stic-stic party』を開催。アルバムのRemixを手がけたTeddyLoid、KOTONOHOUSE、picco、Hylen、KAJIらが出演するほか、EyeがDJ活動を始めて以来ゆかりのあるclubasiaを会場に、Eyeと共演経験のあるアーティストや親交のあるDJが集結。『stic-stic』のリリースを祝う一夜を彩る。
1st Albumリリースを皮切りに、今後さらなる活躍が期待される、新進気鋭のアーティストである。
Q1. 音楽に興味を持ったきっかけは何でしたか?
小さい頃から歌うことやパフォーマンスすることが大好きで、5歳くらいからミュージカルの劇団に入ってレッスンを受けていました。日々音楽に触れていて、その頃からずっと将来は芸事に従事したいなと考えていました。
Q2. 「曲を作れるようになりたい」と思うようになったのは、どんな気持ちや出来事がきっかけでしたか?
元々ボカロが大好きで、よくニコニコ動画で聴いていました。中学生の頃にはAmazonで手頃な価格のマイクセットを購入し、歌い手のような活動をしていた時期もありました。
その後、2020年にコロナ禍で家から出られなくなったことをきっかけに、改めてインターネットで歌の活動を始めようと思い立ちました。まずは楽曲のカバーを投稿し、自分の歌声を知ってもらうことから活動をスタートしました。
Q3. 歌う上で、ご自身が一番大切にしていることを教えてください。
リスナーに届けたい想いや、ご自身らしさとして意識していることがあれば教えてください。
Q4. レコーディングでは、どのようなことを意識していますか?
細かいニュアンスを追求することです。ほんの一音のピッチや表現にもこだわりがあり、納得いかないと何十テイクも録ってしまうことが多いです。
ライブとは異なり、配信されて何度も繰り返し聞かれる音源においては、なるべく完璧なものを追求したいと感じています。
Q5. 作詞・作曲・プロデュースまで携わる中で、ご自身らしさを一番感じるのはどんな部分ですか?
自分自身の生き様や指針が明確に盛り込まれる点です。作品には、普段自分が考えていることや大切にしている想い、熱意が自然と反映されます。一緒に制作するクリエイターの皆さんも、その部分をよく理解してくださっているので、自分らしいなと感じる作品が毎回できます。具体的には、激しめで鮮烈で熱のこもった作品です。(笑)
――プロデュース作品を制作するときと、ご自身のために楽曲を制作するときでは、制作の進め方やアイデアの生まれ方、インスピレーションの源泉に違いはありますか?
Q6. DJ活動は、楽曲制作にどのような影響を与えていると感じますか?
クラブで聴く音楽と、ご自身が作る音楽で共通して大切にしていることがあれば教えてください。
元々クラブライクな楽曲が好きだったのですが、本格的に聴くようになったのはDJを始めてからで、新たなジャンルをどんどん開拓できていてとても楽しいです。
特にクラブミュージックは、お酒を飲みながらその場で楽しむためにどういうサウンドであればいいのか、ということを追求した楽曲が多く、人に与えたい影響からの逆算で、作品作りをしているという点において非常に参考になる部分が多かったです。
実際私はトラックメイクには携わっていないのですが、BPMやキーからも楽曲のイメージは変わるので、作曲者の方々が細かな調整にこだわる理由を以前より理解できるようになり、自分自身のディレクションの解像度が高まったように感じます。
Q7. これまで音楽と関わる中で、一度立ち止まったり、距離を置こうかなと思ったことはありましたか?
実はまさに今です。2025年冬ごろから喉の病気になってしまい、歌が上手く歌えない状態が続いています。一度は、この活動を続けることは難しいのかもしれないと思いました。
でもEye 1st Single「Wisely」を聞き返した時、こういった逆境を乗り越えてこそ自分なんだと立ち直ることができました。この曲は自分が迷いそうになった時、原点に立ち戻れるようにという気持ちで作った楽曲だったので、まさに役目を果たしてくれました。いつも私を応援してくれるファンの皆様のためにも、必ず病気を乗り越えてこれからも歌い続けようと思います。
Q8. アーティストとして音楽制作に向き合う日々の中で、プライベートではどのように音楽と関わっていますか?
なるべくインプットをする時間を作るようにしています。ディスカバリー用のプレイリストを垂れ流してみたり、ニューリリースをチェックしてみたりしています。
また、お散歩が好きなので、お散歩しながら好きな曲を聞いたりして楽しんでいます。
Q9. 音楽制作を続ける中で、音楽そのもの以外に、気持ちを支えてくれているものはありますか?
Q10. 普段どんな場所・環境で制作していますか?
Q11. 「これがあると安心する」「気分が上がる」モノがあれば教えてください。
Q14. この先叶えたい夢はありますか?
メジャーデビューして、好きなアニメの主題歌を担当したいです。
――これから音楽活動を始める人たちへ、一言メッセージをお願いします!
数字にばかり目がいってしまうかもしれませんが、いい作品を作り続けること、諦めずに継続すること、人とのつながりを大切にすること、を守っていれば、少しずつ形になっていくはずです。自分を信じてください。
曲名:「ドメスティック・ドラスティック」
この楽曲は、Eyeがセルフプロデュースする「スティック・スティックシリーズ」原点の曲で、YouTubeでも一番初めに100万再生を突破し、たくさん聞かれているEye代表作と言っても過言ではない楽曲です。
――この楽曲で特にこだわったポイントなどを教えてください。
この楽曲の制作時に自分自身が少し辛い環境におり、そこから脱して新たな自分を始めるんだ!という強い決意を描いた楽曲になっています。生まれ直してここからまた新しく始めて、絶対に勝ち上ってやるんだという熱量を表現するために、楽曲もビジュアルも「極彩色の衝動」をテーマに、鮮やかに激しく、疾走感のある様子を表現しました。
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