英国FUTURE MUSIC誌2009年秋号のレビューにて、Big Fish Audio『VITAGE R&B』が10点満点中9点、Sample Magic『SM13 SUNRISE SESSIONS』が8点、さらにNine Volt Audio『BIG BAD BASS GUITAR』が7点を獲得しています。各製品レビューの日本語訳は「続きを読む」にてご覧ください！

『VITAGE R&B』 9/10
Big Fish Audioは、ファンタスティックなサンプル集でまた再び自身の得意な型を見つけている。生ドラム、ギター、ベース、キーボードと莫大な量のホーンにパーカッションが組み合わされ、25種類の秀逸なコンストラクションキットが作り出された。

MotownとStaxがインスピレーション源として言及されているが、DaptoneやMark Ronson、Amy Winehouseといったモダンなレトロソウルの強い影響を受けていることも間違いない。

録音品質は最上級であり、演奏も一貫してタイトでファンキー。ヒップホップ、ポップス、ブレイクビート系のプロデューサーは、本作から得るものが多いだろう。素晴らしいタイトルだ。

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『SM13 SUNRISE SESSIONS』 8/10
この上なく幸福なダウンテンポ・サンプル集が、信頼のSample Magicから登場。本作はチルアウトものがたまに陥ってしまう安っぽいクリシェからは距離を置きつつ、とてもリラックスしたフィーリングを実現している。

ほとんどのサンプルはどんなジャンルにも上手く馴染むが、一部は初期Massive AttackやTrickyの柔らかめの楽曲を想起させ、ミドルテンポのブレイクビート系楽曲に最適だろう。ほかにも、よりバレアリックな影響を感じさせ、ハウス寄りのチルアウト・トラックにぴったりのサンプルも収録されている。

楽曲を少し落ち着かせる素材を探しているなら、間違いなく本作をチェックする価値がある。全面的にうまくいくだろう。

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『BIG BAD BASS GUITAR』 7/10
Big Bad Guitarに引き続き、Nine Volt Audioがベースに特化したサンプル集を引っさげて戻ってきた。

BPM80-152の範囲でまとめられた単音、リフ、スライド、楽曲パーツ、長いサステイン音を収録。多様なジャンルに適応させられるモンスター級のベースラインを組み上げるための全てがそこにはあるはずだ。REX2、StylusRMX、Apple Loops、Acidized WAV、ReFillフォーマットを用意しているので、誰もがすぐに利用できる。

多くのサウンドはロック色がかなり強く、万人向けとは言えないかもしれないが、重厚なボトムエンドが必要ならば興味を引くサンプルが見つかるだろう。

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