サンプリングCDの活用方法 : ProTools編(その1)
皆さん、秋の夜長いかががお過ごしですか?おかげさまでメディアファージは、年末に向けて慌しくなってきております。
さて、芸術の秋という事で、このBlogをご覧頂いている皆様は創作活動に勤しんでいらっしゃるかと思いますが、“どうやって使ったら良いか分からない”というご質問を頂いております“サンプリングCD”の使い方を、ホストアプリケーション(DAW)ごとに簡単なご紹介をしていこうと思います。
『サンプリングCDとは…?』
簡単に説明するとオーディオ(Audio/Wav/AIFFなど)の“素材集”です。製品にもよりますが、サンプリングには、繰り返し再生する事が可能なフレーズ素材“Loop(ループ)”や、打楽器の1打だけを収録した“One Shot(ワンショット)”、MIDIキーボードなどでの演奏を目的とした“Multi Sample(マルチサンプル)”といった種類があります。詳細な内容につきましては以下のページをご参照下さい。
ここでは、ホストアプリケーション(DAW)のオーディオトラックでの使用が一般的な“Loop(ループ)”素材の使用方法を中心にご紹介していこうと思います。
という事で、第1回目はProToolsでの使用方法を簡単にムービーでご紹介します。
“続きを読む”にて、Flash形式の動画が表示されます。
※画像が表示されない場合は、こちらより最新のFlash Playerをダウンロードして下さい。
基本的に、ループ素材を使用した楽曲制作はオーディオトラックにオーディオ素材を置いていくだけなので、フレーズのキーやジャンル、テンポさえ気をつけてしまえばそれなりの楽曲が出来てしまいます。また、ほとんどのホストアプリケーション(DAW)は、マウスのドラッグ&ドロップでオーディオファイルを追加する事ができますので、ループ素材での楽曲制作を行う際は、全てのオーディオファイルを一括で管理/試聴する事ができるソフトウェアがあると大変便利です。ここでは、使用するオーディオ素材を外部接続のハードディスクに置き、ProToolsの”ワークスペース”から開いています。
弊社では、サンプル素材を一括管理/試聴する事ができるソフトウェア『SONIC BROWSER(ソニック・ブラウザ)』を無償で提供しております。もちろん、DAWへのドラッグ&ドロップにも対応しておりますので、是非ご活用下さい。
今回、パンクバンドの楽曲制作に必要な楽器が全て収録されたPUNK AND INDIE ROCKを使用しています。この製品のように、楽曲制作に必要な楽器が全て収録されたマルチカテゴリ製品は“コンストラクション”とも呼ばれますが、初めてサンプリングCDに触れる方は、マルチカテゴリ製品が最適だと思います。
次回は、Cubaseで他のコンストラクションを使用してみようと思います。
※サンプリングCDに収録されているオーディオ素材を単体で公開する事は二次配布にふれてしまう可能性がありますので、ムービーのバックに自然音/生活音を入れさせて頂きました。実際の製品にはこのような音は含まれておりませんのでご安心下さい。
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