今月のSound&Recording誌に、ボディや鍵盤をBosendorfer社自らが開発し、音源としてVienna Symphonic Libraryを使用しているというキーボードが紹介されていました。といっても新製品コーナーではなく、ちょっとマニアックな「MR. BONZAI’S TALKING」ページ（p.150）です。記事によると、「ハンマーが弦に接触する度合いを600段階で識別できるレーザー式ピックアップが装備されていて、鍵盤を弾くとそれを感知してVienna Symphonic Libraryの音源が鳴る」とのことです。これぞ本物のハンマー・アクションといったところでしょうか。現在は3台のプロトタイプが存在するだけのようですが、もし製品化されたら日本の住宅事情にも優しいBosendorferとなりそうですね。

本当にちょこっとしか写っていませんが、今年のNAMMでの展示の様子もご紹介いたします。左下の黄色点線で囲っているのがそれですね。サンレコ記事では白黒写真だったのでカラーでご紹介できればと思ったのですが、ピアノってそもそも白と黒しか使われて無いということに気付き、少しだけ寂しくなりました…。