様々な楽器編成に対応する、技術的にも画期的なサウンドライブラリ

他の一般的なオーケストラ音源とは異なり、NOTE PERFORMER のストリングス・セクションはソロ・プレーヤーを積み重ねて構築しています。これによって自由自在な音の変化や、リアルな人数感を可能にしています。また様々な種類のウッドウィンズやブラス、マーチングブラス、ピッチ／アンピッチ系のパーカッションの他、サックスやピアノ、ハープシコード、テルミン、アコーディオン、パイプオルガン（マルチストップ）、ギター、クワイアなど、クラシックからモダンなオーケストラ音楽、映画音楽のスコアを書くために必要な楽器を網羅しています。NOTE PERFORMER の容量は非常に小さいですが、サンプル、モデリング、シンセシスを組み合わせることで、あらゆるアーティキュレーションをダイナミックに鳴り響かせることができます。

非常に簡単な導入と使用

ダウンロードしたインストーラーからのインストールが完了したら、Sibeliusの「再生デバイス」項目でNOTE PERFORMER を選択しましょう。これでセットアップは完了です。必要な楽器のロードや奏法の切り替えは自動に行います。またNOTE PERFORMER には操作が必要なインターフェースがないので、Sibelius で行なったことがNOTE PERFORMER でのプレイバックに反映されます。

またNOTE PERFORMER はデフォルトのハウススタイル、再生辞書、楽器定義に対応しているので、ただ「再生デバイス」項目でNOTE PERFORMER を選択するだけでセットアップが完了します。

オーケストレーションの伝統に基づく演奏解釈とプレイバック

NOTE PERFORMER のプレイバックをリアルにするにあたって、ベートーヴェン、チャイコフスキー、ジョン・ウィリアムズなど絶大な影響力がある作曲家の楽曲を中心に様々なスコアやレコーディングを研究し、その研究結果を基にNOTE PERFORMER を調整しました。熟練したオーケストレーターは、ただスコアを書くだけでNOTE PERFORMER を思いのままに鳴らすことができるでしょう。初心者の方は、NOTE PERFORMER を鳴らしながらオーケストレーションの勉強をすると良いでしょう。

あらゆるレイアウトもリアルにプレイバック

1つのソロ楽器を複数の譜表に配置したとしても、NOTE PERFORMER はリアルにプレイバックします。そして1つの譜表に複数のソロ楽器を配置したとしても、リアルにプレイバックします。楽器の持ち替えによって、1つの譜表で複数の楽器を演奏するプレーヤーに向けたスコアにも、NOTE PERFORMER は対応します。

高速なロード

Sibelius の起動と同時にNOTE PERFORMER の全サウンドライブラリがRAM にロードされます。その為、追加のロード時間を要することなくスコア上に楽器を増やすことができます。また複数のスコアでNOTE PERFORMER を使用した場合でも、追加のロード時間を要しません。

NOTE PERFORMER の全サウンドライブラリはサンプルとシンセシスを組み合わせて構築されているので、高い表現力とRAM の使用量の小ささが特徴的です。

独自のコンサートホール・リバーブとパンニング

NOTE PERFORMER には独自のコンサートホール・リバーブが用意されており、Sibelius のミキサーで各インストゥルメントのリバーブレベルを簡単にコントロールすることができます。Sibelius のミキサーのパンノブを回せば、NOTE PERFORMER 独自のパワフルなパンニング技術によって、ステレオフィールドの正しい位置に楽器が配置されます。まるでコンサートで最前列に居るような感覚で、リバーブ感や楽器の位置を調整することができるでしょう。