SONICWIRE

怪物シンセ「SynthMaster」のv2.8が登場。現在アップデータを検証中です。

2016年5月24日 14:55 by Takamichi Koizumi

名だたるEDMスターに愛用され、音楽専門誌各誌からも絶賛されている怪物シンセ音源「SynthMaster」シリーズの、最新v2.8アップデータが公開され、現在動作を検証しております。

正常な動作が確認でき次第ご報告させていただきますので、アップデートを検討中の方は、今しばらくお待ちいただければと存じます。

「SynthMaster」シリーズ »


【追加された機能】

  • 4つの新しいフィルター・カテゴリ

ゼロ・ディレイ・フィードバック(ZDF)に基づく、Ladder (Moog)、Diode Ladder (TB303)、Bite (Korg MS20)、State Variable (SEM)フィルター。
「Acid」ボタンを搭載し、オンのとき、レゾナンスは結合され、カットオフ周波数の減少に伴いレゾナンスが減少します。

  • アナログ・ADSRエンベロープ

Moog Sub Phattyのエンベロープをモデルに構築された新しいエンベロープタイプです。アタック/ディケイのデュレーションは1ms~9sの間で調整します。

  • デュアルLFO

波形を2つ設定して、その間をクロスフェード可能な新しいLFOです。ビットクラッシュとサンプルホールドも備えています。

  • モジュレーションのドラッグ&ドロップ

「モジュレーション・ソース」タブに表示されたモジュレーション・ソースを画面上にドラッグ&ドロップすることで、モジュレーション・マトリクスを作成することができます。任意のノブをクリックすると、ターゲットとなるパラメータに設定されたモジュレーション・マトリクスが表示されます。同様に、任意のモジュレーション・ソースをクリックすると、ターゲットとなっているソースのみが表示されます。

  • レイヤー・エフェクト

複数の画面に分散されたいたエフェクトと、一画面にまとめました。

  • マルチディメンジョナル・ポリフォニック、エクスプレッション(MPE)

ROLIのような最新MIDIキーボードが生成するMIDIメッセージに対応するために、マルチチャンネル・MIDI・インプットに対応しました。また、CC74をCC1にマッピングするオプションも搭載。

  • ドラムキット

SynthMasterはドラムキットを搭載しました。複数のベロシティ・リージョンによるサウンドと、50のドラム・パターン/プリセットを収録。

  • ドラム用のアルペジエイター

ドラムキット用のアルペジエイターも搭載しました。誰もが簡単にドラム・パターンを作成できるようプリセットを収録しています。

  • Mono/Polyのシーケンス・レコーディングに対応

MonoあるいはPolyのとき、アルペジエイターの“Sequence”から、SynthMasterにMIDI信号を送ることでシーケンスを録音できるようになりました。Arpの“Off”ボタンをクリック→“On”ボタンをクリックして→“Rec”となっているときに録音できます。

  • ファクトリー・プリセットを追加

150種類のファクトリー・プリセットを追加しました。サウンドデザイナーとして知られるArksunによる50種類のプリセットを含んでいます。


「SynthMaster」シリーズ »